久元 喜造ブログ

2024年5月5日
から 久元喜造

こどもの日に思う。大阪への流出を止めねば。

神戸市の人口は、2011年をピークに減少しています。 人口減少の要因は自然減で、この傾向は、全国の傾向と軌を一にしています。 ここ数年の動向を見ると、社会増の年もあり、社会減の数もごく僅かで、人口の流出が神戸市の人口減の … 続きを読む

2024年4月30日
から 久元喜造

粟生駅での乗換え・夢と現

もう半年以上前のことです。 不思議な夢を見ました。 なぜか播但線の寺前に遊びに行き、辺りを散策しました。 姫路経由で神戸に帰るつもりで、寺前駅から列車に乗りました。 姫路が終点のはずなのに、見知らぬ駅が終点となり、乗り換 … 続きを読む

2024年4月22日
から 久元喜造

松村淳『愛されるコモンズをつくる』

最初に提起される課題は、住宅という私的空間、そして、さまざまな公的空間の限界です。 コロナ禍の中でオンライン会議やテレワークが行われましたが、nLDKタイプが主流の都市型住宅は、仕事や勉強をする面的余裕はありませんでした … 続きを読む

2024年4月13日
から 久元喜造

里山についての回想

もう56年も前のことです。 山田中学校の3年生だった私は、受験勉強をしながらも、田んぼの畔を歩き、池で鮒を釣り、雑木林を歩き回っていました。 作文の宿題が出され、段々になった田んぼの美しい様子を描いた文章をつくって提出し … 続きを読む

2024年4月5日
から 久元喜造

森政稔『戦後「社会科学」の思想』

「社会科学」を「個別の社会領域を超えて時代のあり方を学問的に踏まえつつ社会にヴィジョンを与えるような知的営み」と定義し、以下の4つの時代を設定して、社会科学の主題の転換と背景にある思想が関連付けながら論じられます。 ①「 … 続きを読む

2024年3月23日
から 久元喜造

佐藤卓己『池崎忠孝の明暗』

池崎忠孝(1891 – 1949)は、文芸評論家、新聞記者、軍事評論家、実業家、衆議院議員、文部省参与官など多彩な経歴を持ち、幅広い世界で活躍しました。 池崎の生涯を克明に描いた本書を通読し、日本の近代史をよ … 続きを読む

2024年3月15日
から 久元喜造

マンション管理と地方自治制度

昨年に読んだ雑誌『世界』の8月号に、マンション管理に関する興味深い論稿がありました。 法政大学の五十嵐敬喜名誉教授『マンションは生き延びられるか?』です。 著者は、マンションの管理に関する厳しい現実に触れた上で、「マンシ … 続きを読む

2024年3月9日
から 久元喜造

水谷竹秀『国際ロマンス詐欺』

SNSやマッチングアプリで恋愛感情を抱かせ、金銭を騙し取る「国際ロマンス詐欺」。 被害の急増が報じられています。 本書は、その赤裸々なルポルタージュです。 2023年9月号のWedge で、紹介記事を読みました。 日本や … 続きを読む

2024年3月4日
から 久元喜造

キューバリブレを飲みました。

昨年読み終えた小説『未必のマクベス』には、キューバリブレがよく出てきます。 小説の冒頭、バンコクから香港に向かう機内。 主人公の中井優一は客室乗務員を呼び、ダイエット・コークとラムのロックを注文し、氷の先を指で押さえてス … 続きを読む