1月19日、神戸ルミナリエが開幕しました。
1月28日まで10日間、開催されます。
新型コロナの感染期間中は代替行事のみが行われましたので、4年ぶりに本格開催となります。
三井住友銀行神戸本部ビル前広場で点灯式が行われ、黙禱が捧げられた後、小学生のみなさんが「しあわせ運べるように」を合唱しました。
私も一緒に歌いました。
午後6時に鐘が鳴らされ、点灯されると、会場は柔らかな光に包まれました。
私からは、鎮魂のメッセージというルミナリエの原点を考えると、慌ただしい師走ではなく、1月17日に引き続く形での開催が望ましいのではないか、また、回遊性を高める見地から、市内中心部での分散開催を試みる価値があるのではないか、という観点から議論が行われ、今回の開催につながった経緯をお話しました。
今年の会場は、旧居留地や東遊園地のほか、新たにメリケンパークも加わりました。
例年のように、順路を指定せず、自由に歩いて作品を楽しむことができます。
東遊園地の芝生広場南西には、光の壁掛け「スパッリエーラ」を、また、南側園地には光の聖堂「カッサアルモニカ」を設置し、音楽のステージとして生演奏などのプログラムを実施します。
メリケンパーク内には、長さ70mの光の回廊「ガレリア」、入口には玄関作品「フロントーネ」が設置されます。
ガレリアとフロントーネは有料エリアとなり、入場にはチケットの購入が必要です。
ルミナリエに有料のエリアが設けられるのは、初めてです。
来年は、震災から30年の年となります。
今年の開催時期の変更と分散開催は、ある意味で実験です。
今回の開催状況を検証し、今後の継続開催につなげていきたいと考えています。