久元 喜造ブログ

2019年8月17日
から 久元喜造

高村薫『四人組がいた。』

市町村合併で市に編入された、山奥の旧村が舞台。 旧バス道沿いの郵便局兼集会所に集まり、一日中、茶飲み話に耽る四人の高齢者が主人公です。 元村長と元助役、郵便局長、そしてキクエ小母さん。 ゆったりとした、退屈な時間が流れて … 続きを読む

2019年6月8日
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松宮宏『アンフォゲッタブル』

松宮宏さんの今回の作品も、神戸が舞台です。 主人公は、ずばり、ジャズ。 そしてジャズの名曲たちです。 私は、音楽はどちらかというとクラシックの方が好きで、ジャズは深夜にビル・エバンスなどをときどき聴く程度ですが、改めて神 … 続きを読む

2019年4月7日
から 久元喜造

湊かなえ『ユートピア』

物語の舞台は、太平洋を望む、人口約7,000人の港町、鼻崎町です。 近隣の大きな市に吸収合併されることなく、町として独立できているのは、日本有数の食品加工会社の国内最大工場があるからでした。 岬に向かう途中には、どの区画 … 続きを読む

2019年1月26日
から 久元喜造

中村文則『教団X』

「教団X」。 不気味なタイトルに惹かれて、書店で手に取りました。 文庫で600頁近い大著です。 そして、ずっしりと重いものをたっぷり含んだフィクションです。 物語の進行はかなり手が込んでいます。 ストーリー自体はさほど複 … 続きを読む

2018年11月18日
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麻田雅文『日露近代史』

折しも、安倍総理がプーチン大統領と会談され、二島先行返還論がマスメディアなどで議論されている中、タイムリーな読書体験となりました。 ここのところテレビや新聞によく登場する元外務省欧亜局長、東郷和彦氏の祖父 東郷茂徳 は、 … 続きを読む

2018年10月27日
から 久元喜造

亀山郁夫『ショスタコーヴィチ 引き裂かれた栄光』

ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906-75)。 ロシア革命、革命の後の混乱、スターリンによる「大テロル」、第2次大戦、スターリン失脚後の旧ソ連の時代を生き、旧ソ連が誇る大作曲家として名声に包まれた生涯を送った芸術家 … 続きを読む