久元 喜造ブログ

2024年7月5日
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第7代兵庫県知事・神田孝平

兵庫県公館 で午後に会議が開かれるとき、早めに到着して時間があると、公館の中にある 県政資料館  にお邪魔します。 県政の年表には、初代の伊藤博文からの歴代兵庫県知事の写真が飾られ、主な業績が記されています。 この前に訪 … 続きを読む

2024年6月8日
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小林道彦『山県有朋』

新書で山県有朋の評伝を読むのは、伊藤之雄『山県有朋-愚直な権力者の生涯-』(文春新書)以来です。 伊藤が、山県の人となりやそのときどきの心情に迫っていくのに対し、本書では時代の流れの中での山県の立ち位置を明確にしながら、 … 続きを読む

2021年9月23日
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澤章『ハダカの東京都庁』

帯には「元幹部が”女帝”のタブーを明かす」とありますが、内容の大部分は、東京都庁の実態です。 著者は、都庁の人事課長、知事本局計画調整部長、選挙管理委員会事務局長などを歴任した人物。 豊洲の中央卸売市場移転問題のさ中には … 続きを読む

2021年1月23日
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松原隆一郎『荘直温伝』

岡山県高梁市で900年続く荘家。 30代目の荘芳枝さんの代で、その歴史を閉じることになります。 『頼介伝』の著者、松原隆一郎さんは、ふとしたきっかけで荘芳枝さんを知り、以降何度も高梁を訪れて本書を上梓されました。 物語は … 続きを読む

2019年5月31日
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地方選挙・低投票率の背景⑤

かつて、例えば30年ほど前、郡部において投票率が極めて高かったという事実の背景には、人々にとり、町村役場や町村議会が身近な存在であったということがあるのではないかと思います。(2019年4月25日のブログ) 月日は流れ、 … 続きを読む

2019年5月16日
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地方選挙・低投票率の背景④

1980年代、郡部での投票率は、たいへん高い水準でした。(4月25日のブログ) 同じ頃に出版された、京極純一『日本の政治』(1983年 東京大学出版会)には、日本人の伝統的な秩序構造に関する興味深い記述があります。 故京 … 続きを読む

2019年5月6日
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地方選挙・低投票率の背景 ③

去る4月7日に行われた神戸市会議員選挙の投票率は、全市で、39.98%と、過去最低を記録し、初めて40%を切りました。 区ごとに見てみると、かなり差があるのがわかります。 一番高いのは、須磨区で、43.85%。 次に、北 … 続きを読む

2019年4月25日
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地方選挙・低投票率の背景 ②

自治体選挙の投票率は、以前から、郡部などでは高く、大都市部では低い傾向が見られてきました。 自治体の規模が小さいほど、住民との距離が近く、その存在が身近に感じられるからだと考えられます。 私は、1980年代、青森県で選挙 … 続きを読む