去る5月16日、東京の衆議院議員会館で、「指定都市を応援する国会議員の会」(代表:逢沢一郎衆議院議員)の全体会が14年ぶりに開催されました。
当日は、国会議員各位ご本人が101名出席され(このほか代理出席46名)、非常に多くのみなさまにお集まりいただくことができました。
心より感謝申し上げます。
テーマは、「「多様な大都市制度の実現」です。
指定都市市長会からは、17市の市長・副市長が出席し、私から、人口減少や東京都への一極集中が加速する中、我が国の持続可能な発展のためには、多極分散型社会の実現が必須であること、そして、それぞれの地方において、指定都市が中心となって圏域を形成し、我が国全体のバランスの取れた発展に貢献することが必要であることを訴えました。
大都市がその持てる能力を一層発揮できるよう、地方自治制度の改革が不可欠です。
具体的には、特別市の制度化を含む多様な大都市制度について、福田紀彦川崎市長が具体的な提言の内容を分かりやすく説明されました。
出席された議員各位からは、「みんなで頑張って特別市を実現すべき」、「地方創生の起爆剤となる」、「地方分権に向けて指定都市のリーダーシップが問われる」といった、特別市の制度化を応援する多くのご意見をいただき、大いに盛り上がりました。
道府県から独立した特別市が誕生すれば、従来の指定都市の地域の仕事はすべて特別市が担当し、道府県は指定都市での仕事がなくなることから、道府県内の小規模な自治体など他の市町村への支援に専念できるようになります。
指定都市市長会が目指す地方自治の姿について、各方面に理解を広げていく努力を地道に続けていきます。