2017年4月14日
から 久元喜造

鈴蘭台駅ホームの広告


今年の初め、神戸電鉄に乗って鈴蘭台駅を通った時、駅のホームから見える広告にたくさん空きがあり、さびしく感じました。
地下鉄のホームの広告にもたくさんの空きがあり(2016年8月12日のブログ)、神戸市の広告を掲載して空きをほぼ解消したことがあるので(2016年10月1日のブログ)、同じことができないか、庁内で検討を行いました。
神戸電鉄との協議で、神戸市の広告を掲載することが決まり、このほど、看板が出来上がりました。

かなり空きスペースが少なくなり、雰囲気が変わりました。
残ったスペースには、民間の広告が掲載されることを期待したいと思います。
神戸電鉄のほかの駅でも、神戸市広報の掲載により、空きスペースがずいぶん少なくなりました。

鈴蘭台駅前では、再開発ビルの建設が進み、北区役所も入居することになっています。
駅前広場を整備し、交番も駅前に移転し、さらに、駅前広場から小部小学校方面への幹線道路の建設も計画しています。

これらハード事業を着実に実施するとともに、みんなでいろいろな知恵を出し合って、明るく、賑わいのある街づくり、街の雰囲気づくりを進めていければと思います。
些細なことでも、ひとつずつ現状を変えていく努力が大切だと感じます。


2017年4月11日
から 久元喜造

神戸市史紀要「神戸と難民」


リトアニア領事代理の杉原千畝氏が、ナチスの迫害から逃れてきたユダヤ難民に日本通過ビザを発給し続け、約6,000人もの命を救ったことは、よく知られています。
ユダヤ難民は、シベリア鉄道でウラジオストクに向い、福井県の敦賀に上陸したのでした。
そして、ユダヤ人難民の多くは、その後数か月間神戸に滞在し、神戸港から世界の各地へ逃れていきました。

私は、神戸が当時ユダヤ難民とどのように関わり、どう支援をしたのかを調べ、記録として残すべきではないかと考え、情報の提供を呼び掛けました。
その結果、これまで知られていなかった写真の提供などがありました。
次に2枚は、中島信彦さんから提供いただいた写真です。

次は、村井衡平さんから提供いただいた写真です。

当時の神戸市民とユダヤ難民との交流の一端が窺えます。
これらの写真を含め、収集された資料をもとに、昨年11月、神戸市文書館において企画展を開催いたしました。

さらに、専門家の先生方にご協力をいただき、 新修神戸市史紀要「神戸の歴史」(第26号)の編纂を進め、このほど刊行することになりました。
「開かれた国際都市」としての神戸の歩みを振り返るとともに、具体的なテーマとしては、「神戸とユダヤ難民」 「勝田銀次郎と陽明丸」 「トルコ軍艦エルトゥールル号生存者の神戸での日々」を取り上げています。
ご執筆、ご協力いただいたみなさまに、心より感謝申し上げます。
ジュンク三宮書店でも販売が予定されています。(販売価格500円)


2017年4月6日
から 久元喜造

自民党「所有者不明土地問題」懇談会


きょうは、日帰りで上京し、自民党本部で開催された「所有者不明土地問題」に関する議員懇談会(会長:保岡興治衆議院議員)で、神戸市の現状と制度改正の方向性について、陳述させていただきました。

私は、空き家・空地問題とともに、所有者不明土地問題に取り組んできました。
現在、指定都市市長会で総務・財政部会長を仰せつかっていますが、この問題をテーマに取り上げ、夏ごろには、提言をとりまとめる予定です。

所有者がわからない土地の増加は、地方の山林や中小都市の問題としてとらえられがちですが、大都市でも大きな問題になっています。

私からは、神戸市でも、登記上の所有者の所在がわからず、八方手を尽くしてようやく探し出すことができた事例、どのような方策を講じても見つからなかった事例が増えていることを報告しました。

所有者不明の土地の増加は、たとえば、擁壁が破損していても改善を求めることができないなど、放置された土地や家屋が周辺環境に悪影響を及ぼす事態を生じさせています。
また、道路や公園の整備を行おうにも、用地の買収に入ることができず、事業の進捗に支障を来す事例も出てきています。

私からは、相続人が不存在の場合に選任される相続財産管理人の選任申立権者に地方自治体の長を加える、国または自治体が共同で所有者不明土地を一覧できるポータルサイトを設け、一定期間を経過して申し出がないときは、自治体が管理できるようにする、といった具体的な制度改正を提案しました。
早急に改善策を講じていただくよう、引き続き活動を進めます。


2017年4月3日
から 久元喜造

神戸市 職員辞令交付式


きょうは、ポートアイランドの国際会議場で、神戸市の新規採用職員への辞令交付式が行われました。
開会に先立ち、神戸室内合奏団による歓迎演奏があり、バーバーの「弦楽のためのアダージョ」など4曲が演奏されました。

私から、273名の職員の代表に辞令を交付し、代表職員による 宣誓が行われました。

最後に私から歓迎の言葉を申し述べました。

「神戸市役所はさまざまな闘いをしています。
災害をはじめとするさまざまなリスク、貧困や格差など社会的不公正との、そして、成長や発展を阻害するさまざまな要因との闘いです。
それらは互いに矛盾する面もあり、闘いには大きな苦労があることも事実です。
みなさんには、今日から私たちの戦列に加わっていただくことになりました。
苦楽を共にし、私たちに与えられた任務を全うしていきましょう」

「苦難を乗り越えてきた神戸は、いま新しいステージを迎えています。
これからの街づくりに、みなさんの新しい感覚を注ぎ込んでください」

「私たちの闘いには厳しい面がありますが、みなさんを独りにしたり、孤独にすることはありません。
みなさんがその使命を全うすることができるように、私たちは、しっかりとサポートをしていきます。
チームとしての力を発揮できるよう、我々はこれからも組織としての改革に取り組みます」

今日、私たちの仲間になったみなさんが、やりがいを持って仕事に打ち込み、神戸の発展のために全力で取り組んでくれると確信しています。


2017年4月1日
から 久元喜造

『ひょうたん池物語』への感想、ありがとう!


インターナショナルスクールに通う14歳の少女が、感想を寄せてくれました。

「素晴らしい(amazing)本です」とあるのには、少々恥ずかしい思いがしますが、「ラストが美しく書かれています」と記されているのは、とてもうれしかったです。
ラストのシーンは、何回も書き直したからです。

以下、彼女からの感想です。

Dear Hisamotosan,

Thank you so much for sending me this amazing book.
I started reading and I was immediately sucked into the world of どんた,ちゅんこ,ふなじい,まむし,もろこ and からきち.
Everything is so realistic and well-written, you feel like you’re actually there, but there is also a certain kind of warmth you can only find in this book.

(Though I was devastated when my favorite character, からきち, died)
You express the beauty of nature in such a short book and teach your readers not to destruct nature, but to protect it.
It was interesting to read a story written from an animal’s perspective.
The ending was so beautifully written, with the starry sky.
Today, we need to remember to protect nature and not go overboard with buildings.

vanessa


2017年3月30日
から 久元喜造

道の駅「フルーツフラワーパーク大沢」オープン

神戸フルーツフラワーパークに、道の駅がオープンしました。
愛称は、FARM CIRCUS
レストラン、販売施設、休憩施設などを兼ね備えた拠点です。

きょうは、春らしい陽光に包まれ、たくさんのみなさんが、待ち望まれた「道の駅」のオープンを祝いました。
建物には、木材がふんだんに使われ、柔らかで、おしゃれな雰囲気が漂います。

食材には、北区など地元の食材が使われています。

「食都神戸」を象徴する新しい魅力が加わりました。

4年少し前、私が神戸市役所に務め始めたころは、フルーツフラワーパークには、暗雲が漂っていました。
入場者数は減り続け、施設は老朽化し、外郭団体は多額の負債を抱え、フルーツフラワーパークの存続そのものが危ぶまれていました。

矢田市長の決断によって、ホテルを運営していた㈱神戸ワインは清算することとし、神戸市の債権放棄は議会で議決されました。
ホテルは民間譲渡され、いま、観光客でにぎわっています。
また、新たに、最先端の技術を導入した農業生産支援施設も整備されました。
そして、今回の「道の駅」のオープンによって、フラワーパークは、完全に蘇りました。

私からは、きょうのオープンに至るまでの経過に触れながら、開設にご支援、ご協力くださいましたみなさまに感謝を申し上げるとともに、今後の北区における農業振興と地域活性化、「食都神戸」構想の推進についての決意を申し述べました。


2017年3月27日
から 久元喜造

「しあわせの村」の住所変更


2月18 日、25日に放映されたNHK「ブラタモリ」。
興味深かったですね。
内海の痕跡を今に伝える、船大工町、磯之町の地名も出てきました。

住所が歴史を踏まえたものであることは大切です。
昭和40年前後、旧自治省は住居表示の実施を推進することとし、新宿区は、これを受け、新宿(東新宿)何丁目何番何号 といった住居表示を広げようとしました。
これに敢然と立ち向かったのが、新宿区の住民でした。
文化人などの参加も得て、全国地名保存連盟を結成し、反対運動を展開しました。
新宿区は方針を転換し、喜久井町、馬場下町、余丁町といった、夏目漱石、永井荷風ゆかりの地名が守られました。

このように、住所が歴史と由来を踏まえることは必要ですが、その一方で、便利で分かり易いという要請も無視できません。
これら両方の要請を踏まえながら、私が問題提起したのが、「しあわせの村」の住所の表示でした。

「しあわせの村」は、205ヘクタールの広大な敷地にさまざまな施設が点在する総合福祉ゾーンです。
平成元年4月にオープンして以来、住所は、
神戸市北区山田町下谷上字中一里山14番地の1
です。
私は、「しあわせの村」がオープンして30年近くが経過し、歴史を刻んできたことを踏まえ、慣れ親しんだ名前に住所を変更する方がよいのではないかと考えました。
そこで、このエリアに住居表示を実施する議案を市会に提出し、関係議案は、本日、全会一致で可決されました。
住所は、
神戸市北区しあわせの村1番1号(本館の場合)
などとなります。
市民や関係者の間で、定着していってほしいと願っています。


2017年3月26日
から 久元喜造

ノエスタは、ハイブリッド芝へ。


きょうは、ノエビアスタジアム神戸で、INAC神戸レオネッサの開幕戦があり、恥ずかしいながら、キックインセレモニーのキッカーを務めさせていただきました。
試合は、INAC神戸が、ノジマステラ神奈川相模原に、3-0で勝利しました。

ノエスタのピッチコンディションをいつも良好な状態に維持していくことは、神戸市の責任です。
そこで、現在取り組んでいるのが、ハイブリッド芝の導入です。
ハイブリッド芝は、天然芝に人工繊維を埋め込んだもので、欧米ではよく使われています。

芝が生長すると根が人工繊維に絡み、芝の耐久性を向上させます。
また、水はけや通気性が良くなることから、天然芝の生育を促進すると言われています。

そこで、 2016年12月29日のブログ でも記しましたように、ハイブリッド芝の実証実験を昨年から行ってきました。
これまでのJリーグの規約では、ピッチは天然芝だけに限られていましたが、今年1月25日の理事会で「Jリーグが認めたハイブリッド芝」が追加されました。
「ピッチ全体が天然芝と5%以下の人工芝を組み合わせたもの」で、「ピッチ外でテスト敷設して事前に検証すること」が必要です。
神戸市では、現在行っている実証実験の結果を今年の夏ごろにJリーグに提示して承認を求める予定です。

承認が得られれば、年内にも敷設工事に入り、来年春の完成を目指します。
Jリーグの2018シーズンは、ハイブリッド芝で行われることになります。

2019年には、神戸でラグビーワールドカップが開催されます。
ノエスタは、サッカーもラグビーも両方がハイブリッド芝で開催される、我が国で初めてのスタジアムになります。


2017年3月23日
から 久元喜造

長田区の公示地価がプラスに。


昨日、3月22日の新聞各紙は、今年1月1日時点の公示地価をいっせいに報じていました。
神戸市内で目立った動きとしては、長田区の住宅地、商業地ともプラスになったことが挙げられます。

神戸新聞によれば、「JR新長田駅北側は阪神・淡路大震災の復興土地区画整理事業が落ち着き、若い世代に人気のエリア。駅南側の再開発地区は、県と市の合同庁舎移転を2019年度に控え、昼間人口が約2000人増加する見込み」です。
記事は、地元の飲食店主の男性(62)の「復興の効果が出てきた。今後オープンする店もあるので、にぎわい復活を期待したい」という話を紹介していました。

長田区の公示地価(公示地)の変動率は、住宅地で、平成21年から平成28年まで8年連続マイナスでしたが、今年は0.2パーセントのプラスでした。
また、商業地は、平成21年から平成28年を見ると、平成26年を除き、マイナスでしたが、今年は0.3パーセントのプラスでした。

上昇幅はごくわずかですし、にぎわいが大きく回復してきたわけではないと思いますが、空気が変わってきたことは確かです。
1月24日のブログ でも紹介しましたように、2019年度の県市合同庁舎オープンを見据え、すでに周辺地域への出店、事務所の開業も相次いでいます。
地元のみなさんの雰囲気も盛り上がってきています。
県市合同庁舎を絶好の好機ととらえ、みんなで力を合わせて、新長田をはじめとする長田区の活性化を進めていきたいと思います。


2017年3月20日
から 久元喜造

新消防艇「たかとり」就航式


今日の午後は、うららかな陽光に包まれ、新しい消防艇「たかとり」の就航式が行われました。

神戸市の消防艇は、「たちばな」「くすのき」の2隻です。
平成3年建造の「たちばな」は、阪神・淡路大震災で活動した最後の消防装備ですが、老朽化が進み、昨年9月から新しい消防艇の建造を進めてきました。

新消防艇の名称「たかとり」は、2016年12月21日のブログ でも触れましたが、市民のみなさんの投票により決められました。
「たかとり」は、全長24.5メートル、総トン数は、46トン。
最大速力は、29ノット、定員は、19名です。
大型船舶、石油コンビナート火災に対応する高所放水塔、夜間でも安全に航行できる監視装置などを備えています。

折しも、入港中のクィーン・エリザベス号が、今日の就航式を見守ってくれています。
私から、先般発生した長野県消防ヘリの墜落事故で9名もの隊員が殉職されたことを踏まえ、消防のみなさんには安全に最大限の注意を払いながら任務を遂行していただくよう、お願いしました。

「たかとり」の就航を契機に、海上の安全確保のため、関係機関との連携を一層密にし、全力で取り組んでいきます。