大久保利通と西郷隆盛が幼少期から近所同士で、竹馬の交わりを結んだことは知られています。 西南戦争で非業の死を遂げた西郷に比べ、大久保利通に対する人びとの視線は冷たく、冷酷な独裁者とのイメージが定着しました。 著者は、出店 … 続きを読む
2023年2月13日
から 久元喜造
2023年2月13日
から 久元喜造
大久保利通と西郷隆盛が幼少期から近所同士で、竹馬の交わりを結んだことは知られています。 西南戦争で非業の死を遂げた西郷に比べ、大久保利通に対する人びとの視線は冷たく、冷酷な独裁者とのイメージが定着しました。 著者は、出店 … 続きを読む
2023年1月28日
から 久元喜造
だいぶ前に知り合いからもらった雑誌のコピー『荷風の昭和』を、夜遅くときどき読んでいます。 今回のテーマは「市川左團次との親交」。 親しい友人をつくろうとしなかった永井荷風にとり、数少ない友人が歌舞伎俳優の二世市川左團次で … 続きを読む
2023年1月15日
から 久元喜造
帯に、「江戸の人びとの感情や思考のあり方を広く掬い上げ、江戸文学の奥深い魅力へと迫る詩話集」とあります。 文学に造詣の深い方には、文学の観点からの発見や気づきがたくさんあることと想像します。 そうでない私にとり、江戸時代 … 続きを読む
2023年1月3日
から 久元喜造
近年論壇に頻繁に登場する著者は、慶應義塾大学に学び、現在、慶應義塾大学法学部教授。 専攻は政治思想史のようですが、学生時代は三田レコード鑑賞会に所属し、ピアノ調律師で音楽プロデューサーの原田力男が主宰していた「零の会」の … 続きを読む
2022年12月5日
から 久元喜造
著者は「日本病」を、「低所得・低物価・低金利・低成長」と定義します。 「日本病」は、今や海外の国々から日本化(Japanification)と呼ばれ、世界の経済学の研究テーマになっているそうです。 その本質は「デフレスパ … 続きを読む
2022年10月10日
から 久元喜造
太平洋戦争中の作戦の中で最も無謀とされ、多数の戦死者、餓死者を出したインパール作戦。 テレビのドキュメンタリーでもときどき取り上げられ、その実像はどのようなものであったのか、以前から関心を持っていたので、「インパール作戦 … 続きを読む
2022年10月1日
から 久元喜造
冒頭、著者は、成熟期を迎えた1968年(昭和43年)の都市計画法には「二つの方向への拡大に対する呪い」が仕込まれたと指摘します。 一つは、横方向への呪い―「線引き」と呼ばれる都市と農村の境界線です。 もう一つは、「容積率 … 続きを読む
2022年9月19日
から 久元喜造
新興国で急速に進むデジタル化。 「この地殻変動から目をそらすな!」という本書の警告は的を射ており、我が国におけるデジタル化の遅れを改めて痛感する、ほろ苦い読後感が残りました。 本書では、OECDに加盟する38か国以外の国 … 続きを読む
2022年9月14日
から 久元喜造
6年前に読んだ、岡田尊司『マインドコントロール』(文春新書)(2016年9月3日のブログ)を読み直しました。 本書でまず紹介されるのは、1970年代から80年代にかけて頻発した宗教団体による「霊感商法」です。 真面目な学 … 続きを読む
2022年9月3日
から 久元喜造
著者は、労働社会学、文化社会学専攻の社会学者です。 建築設計の実務経験があり、二級建築士の資格もお持ちで、従来から建築家を研究対象にして来られました。 前著「職業としての建築家の社会学 建築家として生きる」(晃洋書房;2 … 続きを読む