久元 喜造ブログ

2025年3月29日
から 久元喜造

竹内謙礼『翔んだ!さいたま市の大逆転』

さいたま市の清水勇人市長が神戸にお越しになったときに頂戴し、拝読しました。 清水市長は私より市長として先輩で、たいへんお世話になっています。 本書では、「住みたい街」としても評価の高いさいたま市の施策が、さまざまな角度か … 続きを読む

2025年3月7日
から 久元喜造

猪俣哲史『グローバル・バリューチェーンの地政学』

グローバル・バリューチェーン(GVC)については、コロナ禍の時期によく使われていたので言葉としては知っていましたが、本書でその意味をある程度理解することが出来ました。 生産工程が細かく切り分けられ、業務が最も効率よく行わ … 続きを読む

2025年2月22日
から 久元喜造

エンデ『鏡の中の鏡』

岩波現代文庫(丘沢静也訳)で読みました。 30の短編が収められています。 出版元の岩波書店のウェブサイトには、「ひとつずつ順番に,前の話を鏡のように映し出し,最後の話が最初の話へとつながっていく」とありましたが、短編同士 … 続きを読む

2025年2月14日
から 久元喜造

楡の町ーーー百田宗治

書棚を整理しているとき、たまたまこの詩集を見つけました。 ずいぶん久しぶりに、開きました。 高校2年のとき、おそらく元町の海文堂で購入したと思われます。 詩集の中に、「楡の町」がありました。 小学生の5年生か6年生のとき … 続きを読む

2025年2月8日
から 久元喜造

西桂『兵庫の庭園ものがたり』

神戸新聞の書評で本書を知り、興味深く読みました 著者は日本庭園史家の西桂先生で、神戸市文化財保護審議会の副会長なども歴任されています。 冒頭、写真で紹介されるのは、西区伊川谷・太山寺の安養寺庭園です。 神戸市内をはじめ、 … 続きを読む

2025年1月18日
から 久元喜造

佐藤卓己『あいまいさに耐える』

著者の主張は、「はじめに」で端的に述べられます。 「輿論主義」を復活させるべきだと。 世論(空気)を批判する足場としての輿論(意見)を取り戻すこと、その前提として輿論と世論をもう一度使い分けることを提唱します。 そしてこ … 続きを読む

2024年12月21日
から 久元喜造

『評伝 勝田銀次郎』

震災30年が間近になり、神戸が経験した大災害のことを話すとき、ときどき触れるのが、1938年(昭和13年)の阪神大水害です。 7月3日から5日にかけて、台風に刺激された梅雨前線は、神戸市をはじめ阪神地域に集中豪雨をもたら … 続きを読む