久元 喜造ブログ

2017年11月11日
から 久元喜造

池内紀『闘う文豪とナチス・ドイツ』

ジュンク堂で購入したのはだいぶ前ですが、選挙が終わり、ようやく読むことができました。 朝日新聞の「著者に会いたい」で池内さんのインタビューが掲載されていましたし、読売新聞などの書評も読んでいたので、紐解くのが楽しみでした … 続きを読む

2017年11月8日
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政治はマーケッティングではない。

朝日新聞(10月28日)朝刊に掲載されていた「高橋源一郎の 歩きながら、考える」を読みました。 作家・高橋源一郎氏が小池百合子東京都知事と「彼女へのまなざしの中に何を見たの」かが記されていました。 高橋源一郎氏は、小池知 … 続きを読む

2017年10月10日
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若い世代も投票を。

衆議院議員選挙が本日10月10日に公示され、22日の投票日に向けて12日間の選挙戦に入りました。 私自身も現在、神戸市長選挙の候補者として、市内を奔走しているところです。 あらためて投票率の推移を見ますと、昨年の参議院議 … 続きを読む

2017年10月5日
から 久元喜造

能力が衰えた分、何かが育つ。

朝日新聞に掲載されていた、宮下奈都さんのエッセイを読みました。(朝日新聞 2017年9月30日) 宮下奈都さんの小説『羊と鋼の森』については、以前 2016年6月4日のブログ で書きました。 その繊細な感覚を思い起こさせ … 続きを読む

2017年8月27日
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呉座勇一『応仁の乱』

中世史の新書としては、30万部を越す異例のベストセラーで、どこの書店に行っても、平積みです。 売れるからには、分かり易い本なのだろうと簡単に考えて読み始めましたが、「第1章 畿内の火薬庫、大和」で早くも難渋し始めました。 … 続きを読む

2017年7月22日
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寺西千代子『プロトコールとは何か』

国際都市である神戸市には、海外からの賓客がよくお見えになり、会談、式典、レセプションなどがよく開かれます。 とくに開港150年の今年は、数多くの海外からのお客様をお迎えしました。 国とはレベルも次元も違いますが、プロトコ … 続きを読む

2017年6月8日
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松宮宏『まぼろしのパン屋』

神戸ゆかりの作家、松宮宏さんの作品です。 3編の短編小説が収められています。 『まぼろしのパン屋』の主人公、高橋は、勤続33年の電鉄マン。 東京郊外のつきみ野に住み、田園都市線で通っています。 出世コースとはほど遠いサラ … 続きを読む

2017年5月29日
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上田 早夕里『夢見る葦笛』

神戸ゆかりの作家、上田早夕里さんの作品を初めて読みました。 たいへん面白かったです。 10編の短編が収められています。 第1話「夢見る葦笛」は、老祥記の豚饅も出てきますが、街中にイソギンチャク人間-イソアが増殖していく不 … 続きを読む

2017年5月17日
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NYタイムズのコラム「ネット中毒」

少し前のことになりますが、4月3日の朝日新聞に、ニューヨークタイムズのコラムが転載されていました。 タイトルは、「スマホ規制 あなたを取り戻す」 著者は、ロス・ドゥザット氏。 「あなたは、インターネットのしもべだ。・・・ … 続きを読む

2017年3月5日
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遠藤乾『欧州複合危機』

大変感銘を受けました。 複雑な事象が深く掘り下げられ、体系づけられるとともに、思考の枠組みが明確に示されていました。 第1部では、2010年代に起きた複数の危機-「ユーロ」「欧州難民」「安全保障」「イギリスのEU離脱」- … 続きを読む