筆者は、ポピュリズムを「大衆の人気に基づく政治」と定義づけ、ポピュリズムは戦前から存在した、と主張します。 まず詳しく触れられるのが、日露戦争の講和に反対した日比谷焼き打ち事件です。 1905年8月、日比谷公会堂で開催さ … 続きを読む
2018年9月1日
から 久元喜造
2018年9月1日
から 久元喜造
筆者は、ポピュリズムを「大衆の人気に基づく政治」と定義づけ、ポピュリズムは戦前から存在した、と主張します。 まず詳しく触れられるのが、日露戦争の講和に反対した日比谷焼き打ち事件です。 1905年8月、日比谷公会堂で開催さ … 続きを読む
2018年8月4日
から 久元喜造
1000兆円にも積みあがった国の借金を前に、財政再建のために立ち上がった政治家、官僚たちのたたかいを描いたフィクションです。 前総理の辞任に伴い就任した江島隆盛総理は、国家予算の歳出半減を宣言します。 総理官邸に集められ … 続きを読む
2018年7月1日
から 久元喜造
後藤新平(1857 – 1929)は、関東大震災後の帝都復興を指揮した人物として、「大風呂敷」との不当な評価とともに後世に名を残しています。 スケールの大きな構想を持ち、近代国家の建設に邁進した政治家という印 … 続きを読む
2018年6月24日
から 久元喜造
サブタイトルにあるように、幕末の1863年5月に英国に向けて密航していった、長州藩の五名の藩士「長州五傑」を中心に描いた物語です。 伊藤博文 と井上馨 は、明治期を代表する政治家となり、その名を歴史にとどめています。 ほ … 続きを読む
2018年5月31日
から 久元喜造
2年半ほど前、 日経新聞「リーダーの本棚」に、私の読書歴を取り上げていただいたことがありました。(2015年9月20日朝刊) 見出しは、「近代が立体的に見える瞬間」。 日本の近代システムを創り上げていった政治家、官僚たち … 続きを読む
2018年5月27日
から 久元喜造
ルターの「宗教改革」のイメージを根底から変えてしまうとともに、現代政治への示唆にも富む、刺激的な内容でした。 ルターは「プロテスタント」という新たな宗派を生み出そうとしたのではなく、カトリックの中での改革を試みた、という … 続きを読む
2018年5月13日
から 久元喜造
神戸在住の作家、真山仁 さんの『オペレーションZ』を紐解きました。 財務官僚が数多く登場します。 事務次官、官房長、主計局長、大臣官房参事官、広報室長、IMFに出向した女性課長補佐、総理大臣官邸に出向中の若手官僚・・・ … 続きを読む
2018年5月4日
から 久元喜造
帯にこう書いてありました。 「2016年に殺人発生件数が、シリアに次ぐ2位となったメキシコ。何が起きているのか」 経済成長が続く中米の大国、メキシコの治安が悪いことは知っていましたが、本書を読み、改めてその深刻な状況を知 … 続きを読む
2018年4月15日
から 久元喜造
1945年10月30日、政府は「敗戦の原因及実相調査の件」を閣議決定しました。 当時の総理大臣は、外交官出身の幣原喜重郎。 幣原総理の強い決意の下に設置されたのが「戦争調査会」でした。 総裁の人選は難航し、幣原総理が自ら … 続きを読む
2018年3月18日
から 久元喜造
本書は、2011年12月から2013年2月まで、朝日新聞に連載されたシリーズ「カオスの深淵」をまとめたものです。 シリーズの問題意識は、「ひょっとして、民主主義や市場や選挙などが、うまく機能しなくなっているのではない」か … 続きを読む