久元 喜造ブログ

2023年10月3日
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國分功一郎『スピノザ』

スピノザ(1632-77)の哲学の一端に触れたいと思い、本書を紐解きました。 著者は独特のアプローチでスピノザの哲学を読者に提示していきます。 副題は「読む人の肖像」。 先人の著作を読み、悩み、考えながら、自らの哲学を形 … 続きを読む

2023年9月24日
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規制・手続きの見直し

神戸市ホームページ上に専用の窓口を設置し、「規制・行政手続き見直し提案」の受付を行っています。 神戸市が定める規制や行政手続きについて、市民や民間事業者のみなさんが感じている疑問や問題点を直接出していただき、改善につなげ … 続きを読む

2023年9月16日
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前田啓介『昭和の参謀』

著者は執筆当時、読売新聞東京本社文化部の現役記者。 本書も記者らしい取材記から始まります。 2019年に行われた取材の相手は、東部ニューギニア戦線を戦った元第18軍参謀、堀江正夫でした。 当時104歳の堀江は、2時間以上 … 続きを読む

2023年9月4日
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『明石の野鳥』

9月1日、神戸市と明石市は「生物多様性を守り育てるための連携・協力に関する協定」を締結しました。 これに先立つ8月18日、丸谷聡子明石市長がご挨拶にお越しになり、明石市立文化博物館発行の『明石の野鳥』をいただきました。 … 続きを読む

2023年8月28日
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市川嘉一『交通崩壊』

単行本や雑誌の論文で目にする過激なタイトルは、著者よりも編集者の意向でつけられることが多いと聞きますが、本書では、それが著者自身の意向であることが「あとがき」に出てきます。 著者が抱くのは、危機感です。 「長期的なスパン … 続きを読む

2023年8月20日
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『再考 ファスト風土化する日本』

三浦展氏が『ファスト風土化する日本 郊外化とその病理』(洋泉社新書y)を出版されたのは、2004年9月のことでした。 本書の冒頭では、改めてファスト風土化の問題点が以下のように指摘されます。 ・世界の均質化による地域固有 … 続きを読む

2023年8月11日
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占領期の都市空間を考える

大手前大学メディア交流文化研究所主催のシンポジウムをもとに、論集として再構成されました。 「太平洋戦争終結直後の米軍を主体とした連合国軍の占領という特殊な時期に着目し、住宅接収を始め、占領下日本の都市空間で生起したさまざ … 続きを読む

2023年7月31日
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ミヒャエル・エンデ『自由の牢獄』

だいぶ前のことです。 JR須磨海浜公園駅から須磨海岸に向かって歩いていると、小さな書店がありました。 「自由港書店」です。 中に入ってみると、個性的な本が揃えられていました。 本書が目に入り、購入しました。 しばらく自宅 … 続きを読む

2023年7月23日
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「神戸登山プロジェクト」始動!

7月22日、新幹線の新神戸駅に神戸登山支援拠点「トレイルステーション神戸」(愛称:トレコ)がオープンしました。 「神戸登山プロジェクト」の第1弾です。 新神戸駅のすぐ近くには「布引の滝」があります。 山道を西に向かうと再 … 続きを読む

2023年7月12日
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上田早百合『上海灯蛾』

この小説を読み始めてすぐ、だいぶ前に読んだ 佐野眞一『阿片王・満州の夜と霧』 を思い起こしました。 主人公は、満州を舞台にアヘン密売を取り仕切り、関東軍など軍部に巨額の資金を提供した謎の人物、里見甫(1896 &#821 … 続きを読む