今夏、夏休みは3日いただき、週末も使って3冊の本を同時に読み進めました。 ・ジェフェリー・ロバーツ『スターリンの図書室』 ・山内マリコ『マリリン・トールド・ミー』 ・佐藤卓己『言論統制』増補版 あえて、性格の異なる本を選 … 続きを読む
2024年8月30日
から 久元喜造
2024年8月30日
から 久元喜造
今夏、夏休みは3日いただき、週末も使って3冊の本を同時に読み進めました。 ・ジェフェリー・ロバーツ『スターリンの図書室』 ・山内マリコ『マリリン・トールド・ミー』 ・佐藤卓己『言論統制』増補版 あえて、性格の異なる本を選 … 続きを読む
2024年8月16日
から 久元喜造
日本から海外への移住が、最近よく話題になります。 本書では、なぜ日本を離れるのか、移住先ではどんな生活が待っているかなどについて、オーストラリア在住研究者の著者が分かり易く解説してくれます。 初めに、どのような日本人が海 … 続きを読む
2024年7月13日
から 久元喜造
今年3月に急逝された五百旗頭真先生のご著書です。 関東大震災から100年の年に刊行された本書では、主として関東大震災、阪神・淡路大震災、東日本大震災が取り上げられます。 冒頭、「本書は、三つの大震災のそれぞれを包括的に解 … 続きを読む
2024年6月21日
から 久元喜造
『陰翳礼讃』は、谷崎潤一郎が1933年に発表した随筆です。 独自の視点で日本文化の価値を再発見した名著とされています。 パイインターナショナルから刊行された本書には、大川裕弘氏の写真が掲載されています。 そして、写真の横 … 続きを読む
2024年6月8日
から 久元喜造
新書で山県有朋の評伝を読むのは、伊藤之雄『山県有朋-愚直な権力者の生涯-』(文春新書)以来です。 伊藤が、山県の人となりやそのときどきの心情に迫っていくのに対し、本書では時代の流れの中での山県の立ち位置を明確にしながら、 … 続きを読む
2024年5月25日
から 久元喜造
新聞の書評によると、ネット上のサイトに投稿されたホラー小説の書籍版だそうです。 神戸に住んでいる私にとり、タイトルにも興味を抱きました。 語り手の私、背筋は、東京在住のライター。 友人の小沢が消息を絶ち、情報提供を呼びか … 続きを読む
2024年4月22日
から 久元喜造
最初に提起される課題は、住宅という私的空間、そして、さまざまな公的空間の限界です。 コロナ禍の中でオンライン会議やテレワークが行われましたが、nLDKタイプが主流の都市型住宅は、仕事や勉強をする面的余裕はありませんでした … 続きを読む
2024年4月5日
から 久元喜造
「社会科学」を「個別の社会領域を超えて時代のあり方を学問的に踏まえつつ社会にヴィジョンを与えるような知的営み」と定義し、以下の4つの時代を設定して、社会科学の主題の転換と背景にある思想が関連付けながら論じられます。 ①「 … 続きを読む
2024年3月23日
から 久元喜造
池崎忠孝(1891 – 1949)は、文芸評論家、新聞記者、軍事評論家、実業家、衆議院議員、文部省参与官など多彩な経歴を持ち、幅広い世界で活躍しました。 池崎の生涯を克明に描いた本書を通読し、日本の近代史をよ … 続きを読む
2024年3月9日
から 久元喜造
SNSやマッチングアプリで恋愛感情を抱かせ、金銭を騙し取る「国際ロマンス詐欺」。 被害の急増が報じられています。 本書は、その赤裸々なルポルタージュです。 2023年9月号のWedge で、紹介記事を読みました。 日本や … 続きを読む