世界史的に見て最も民主的な憲法を持ったワイマール共和国がなぜ短期間に終焉し、しかも、ナチスドイツという忌まわしい政体にとって代わられたのか。 この重いテーマについて、20世紀を代表する政治史学者、岡義武(1902  … 続きを読む
2016年1月9日
から 久元喜造
2016年1月9日
から 久元喜造
世界史的に見て最も民主的な憲法を持ったワイマール共和国がなぜ短期間に終焉し、しかも、ナチスドイツという忌まわしい政体にとって代わられたのか。 この重いテーマについて、20世紀を代表する政治史学者、岡義武(1902  … 続きを読む
2015年12月28日
から 久元喜造
砂原庸介先生の『民主主義の条件』を読みました。 砂原先生は、大阪大学大学院法学研究科准教授。 11月14日に開催された日本自治学会主催のパネルディスカッションで、ご一緒させていただきました。 本書の問題意識は、序章に書か … 続きを読む
2015年12月20日
から 久元喜造
ヴィクトル・ユゴーの名作『レ・ミゼラブル』を読んだのは、高校のときでした。 河出書房新社グリーン版・世界文学全集でした。 先日、三宮のジュンク堂で本書を見つけたのですが、今頃になって『レ・ミゼラブル』に関する本を読む気に … 続きを読む
2015年11月25日
から 久元喜造
以前取り上げた小説『遺譜』では、ナチスドイツが「退廃芸術」の烙印を押し、押収した絵画の行方がモチーフになっていました。 ベックマン、シャガール、カンディンスキー、パウル・クレー、マチス、ムンク、ノルデなど19世紀後半から … 続きを読む
2015年11月16日
から 久元喜造
山内マリコさんの小説を読むのは、『ここは退屈迎えに来て』(2014年7月4日のブログ)に続き、2冊目ですが、すごく面白かったです。 ストーリーは、小気味よいテンポ感で、次々に予想を超える展開を見せます。 一瞬たりとも読者 … 続きを読む
2015年11月5日
から 久元喜造
1960年代の初め、小学生1,2年生だったころ、自分が見た光景が、夢だったのか、現実だったのか、当時も定かでなく、今でもよくわからないことがあります。 場所は、湊川公園 ― 毎日のように野球をしたり、うろうろしたりしてよ … 続きを読む
2015年10月25日
から 久元喜造
一年ほど前に話題になった トマ・ピケティ『21世紀の資本』 (みすず書房)は、時間を見つけて少しずつ読み続けてきましたが、ようやくメキシコ出張(10月17日のブログ)からの帰りの機中で読了することができました。 たまたま … 続きを読む
2015年10月11日
から 久元喜造
リンダ・グラットン著『ワーク・シフト』(プレジデント社) <ポイント> 未来を形づくる要因 1.テクノロジーの進化 2.グローバル化の進展 3.人口構成の変化と長寿命化 4.社会の変化 5.エネルギー・環境問題の深刻化 … 続きを読む
2015年9月26日
から 久元喜造
「輜重輸卒(しちょういそつ)ガ兵隊ナラバ 蝶々トンボモ鳥ノウチ」 子供の頃、母親がときどき口ずさんでいました。 もちろん何のことかわからなかったのですが、大学生になってようやくその意味を知りました。 『言論統制』(9月6 … 続きを読む
2015年9月20日
から 久元喜造
複数の候補者の中から一人を選ぶとき、相対的には、ある候補者が有力でも、多数の有権者がこの候補者に否定的な判断をすることがあります。 たとえば、非常に個性的な候補者が、極端な政策の実現を主張し、かなりの支持を集めているが、 … 続きを読む