久元 喜造ブログ

2020年8月8日
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白川方明『中央銀行』

前日本銀行総裁、白川方明氏による 750ページ近い大著です。 私は金融の素人で、本書に出てくる用語、特に英語の意味がときどきわからず、調べながら読み進めたこともあり、通読するのにかなりの時間がかかりました。 本書中の感銘 … 続きを読む

2020年6月6日
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指昭博『キリスト教と死』

神戸市外国語大学学長・指昭博先生のご著書です。 あらためてキリスト教の死生観について学ぶことができました。 天国とは何か、地獄とは、最後の審判は何を意味するのかなど、キリスト教の教義をなす基本的な概念が、絵画や壁画、墓標 … 続きを読む

2020年3月15日
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大木毅『独ソ戦』(岩波新書)

著者は、本書の冒頭で独ソ戦の性格をこう断定します。 ヒトラー以下のドイツ側指導部にとって、対ソ戦は「世界観戦争」であり、「みな殺しの闘争」、「すなわち絶滅戦争にほかならなかった」と。 これに対し、スターリン以下のソ連指導 … 続きを読む

2020年1月19日
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池内紀『ヒトラーの時代』

昨年8月30日にお亡くなりになったドイツ文学者、池内紀 さんの最後のご著書です。 池内さんは、ドイツ文学やモーツァルトの音楽を語りながら、最後までナチス・ドイツとヒトラーに並々ならぬ関心を持ち続けられました。 本書には、 … 続きを読む

2019年12月30日
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本庶佑『がん免疫療法とは何か』

ノーベル生理学・医学賞を受賞され、神戸医療産業都市推進機構理事長としてご指導をいただいている本庶佑先生のご著書です。 がんとは何か、から説き起こされ、画期的ながん治療法、PD−1抗体による免疫療法がどのようにして確立され … 続きを読む