令和7年度神戸市予算の柱は、持続可能な形での「神戸の街の再生」です。
「都心の再生」、「既成市街地・ニュータウンの再生」、「森林・里山の再生」を一体的にすすめることとし、新しい施策も数多く盛り込んでいます。
「都心の再生」は、ほぼ計画どおり進捗しており、三宮、ウォーターフロントにおいて姿を現し始めています。
「既成市街地・ニュータウンの再生」は、西神中央、名谷、垂水などの駅前リノベーションが進められており、駅前が次々に変わってきています。
高齢化や人口減少が進んでいるニュータウンの活性化にはさらに力を入れていく必要があり、現在策定中の基本計画の中において具体化を図ります。
「森林・里山の再生」は、ここ数年、個別の施策をスタートさせており、いよいよ神戸市の重要政策として、強力に、そして体系的に進めようとするものです。
神戸は、都心に近接した海と山、先人たちから受け継いだ豊かな里山を有しています。
これらの自然環境は、神戸の大きな財産です。
一方、世界的な潮流として、政府・企業・財団や国際機関が森林の保全・再生に力を入れ、大規模な投資を行うようになっています。
神戸の強みを活かした森林の再生は、このような潮流に沿うものであり、グローバル社会の中でブランド価値を獲得できると考えます。
黒田慶子副市⾧をトップとする推進本部を設置し、市民、企業、NPO、大学など多様な主体との協働を積極的に進めていきます。
たくさんのみなさんの参画を得て、暗い森に手を入れて明るい森とし、広葉樹林の木材活用を進めます。
生物多様性の回復にもつながることでしょう。
山の樹木を都心部に移植するなど、街なかの緑と木陰を増やします。