久元 喜造ブログ

2018年9月9日
から 久元喜造

中條聖子『森のかんづめ』

本当に申し訳ないのですが、どなたからいただいたのか忘れてしまいました。 部屋の本棚にあるのをたまたま見つけ、昼休みに読みました。 表紙が可愛くて美しい、素敵な絵本です。 日本語と英語の両方で書かれています。 ある山のちょ … 続きを読む

2018年9月6日
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障害者雇用に関する神戸市の対応

ここのところ、霞が関の府省における「障害者雇用水増し不正問題」が、連日大きく報道され、批判が集まっています。 地方自治体でも、同様の不正が行われているという指摘もあります。 このような報道に接するみなさんは、役所はみんな … 続きを読む

2018年9月1日
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筒井清忠『戦前日本のポピュリズム』

筆者は、ポピュリズムを「大衆の人気に基づく政治」と定義づけ、ポピュリズムは戦前から存在した、と主張します。 まず詳しく触れられるのが、日露戦争の講和に反対した日比谷焼き打ち事件です。 1905年8月、日比谷公会堂で開催さ … 続きを読む

2018年8月4日
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真山仁『オペレーションZ』

1000兆円にも積みあがった国の借金を前に、財政再建のために立ち上がった政治家、官僚たちのたたかいを描いたフィクションです。 前総理の辞任に伴い就任した江島隆盛総理は、国家予算の歳出半減を宣言します。 総理官邸に集められ … 続きを読む

2018年6月24日
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柏原宏紀『明治の技術官僚』

サブタイトルにあるように、幕末の1863年5月に英国に向けて密航していった、長州藩の五名の藩士「長州五傑」を中心に描いた物語です。 伊藤博文 と井上馨 は、明治期を代表する政治家となり、その名を歴史にとどめています。 ほ … 続きを読む

2018年5月31日
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「リーダーの本棚」に追加したい1冊

2年半ほど前、 日経新聞「リーダーの本棚」に、私の読書歴を取り上げていただいたことがありました。(2015年9月20日朝刊) 見出しは、「近代が立体的に見える瞬間」。 日本の近代システムを創り上げていった政治家、官僚たち … 続きを読む

2018年5月27日
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深井智朗『プロテスタンティズム』

ルターの「宗教改革」のイメージを根底から変えてしまうとともに、現代政治への示唆にも富む、刺激的な内容でした。 ルターは「プロテスタント」という新たな宗派を生み出そうとしたのではなく、カトリックの中での改革を試みた、という … 続きを読む

2018年5月13日
から 久元喜造

財務官僚の奮起を期待します。

神戸在住の作家、真山仁 さんの『オペレーションZ』を紐解きました。 財務官僚が数多く登場します。 事務次官、官房長、主計局長、大臣官房参事官、広報室長、IMFに出向した女性課長補佐、総理大臣官邸に出向中の若手官僚・・・ … 続きを読む

2018年5月4日
から 久元喜造

工藤律子『マフィア国家』

帯にこう書いてありました。 「2016年に殺人発生件数が、シリアに次ぐ2位となったメキシコ。何が起きているのか」 経済成長が続く中米の大国、メキシコの治安が悪いことは知っていましたが、本書を読み、改めてその深刻な状況を知 … 続きを読む