朝7時のNHKニュース「おはよう日本」は、ほとんど毎日見ています。
有益な情報が多く、仕事をする上でも参考になります。
その中で、見ていて悲しいのが、毎回放映される「渋谷1分天気」です。
女性アナウンサーが登場し、NHK放送センターがある渋谷の空が映し出され、全国の天気予報が説明されます。
どうして、毎朝、毎朝、渋谷の光景と空模様の説明を受けなければならないのでしょうか。
視聴者は、自分がいる地域の天気を知りたいのです。
毎日、渋谷の空を見る必要はありません。
全国の天気なら、スタジオから報じてもらえれば十分です。
「渋谷1分天気」で見え隠れするのは、過度な東京中心の発想です。
自分たちがニュースを発信している東京・渋谷は、日本の中心であり、その空模様は全国民も関心があるはずだ、という発想があるとしたら、とても残念です。
東京一極集中の背景に、メディアの一極集中があることはかねてより指摘されてきました。
NHKが地方も大事だと考えるなら、東京発の報道は、国政や外交、グローバル経済などを中心とし、東京以外の地方の風景や取り組みもできる限り報道してほしいと願います。
神戸でもそうですが、NHKの各地方放送局のみなさんは、それぞれの地域で生起している出来事をたんねんに取材し、地域に密着した報道をしていただいています。
それだけに、東京からの「渋谷1分天気」のような番組制作の手法はとても残念です。
マスメディアの報道について何を言っても意味がないことは重々理解しているのですが、毎日のことですので、単なる愚痴で申し訳ないと感じながら、率直な感想を記すことにしました。