Instagramのアカウントを削除し、SNSから撤退して2か月余りになりました。(2023年5月6日のブログ)
ネット上などで厳しい批判があることは承知していますが、これで良かったのではないかと感じています。
一番大きな理由は、安定した気分を回復できたことです。
SNSは、双方向のコミュニケーションツールですから、やはり反応を絶え間なく気にすることになります。
そしてスマホから逃れられない日常は、人間心理を不安定にします。
SNSと訣別したことによって、自分の精神状態が良くなったことを痛感しています。
改めて、ハンセン『スマホ脳』(2021年11月14日のブログ)で指摘されていた現象が、自分にも起きていたことを再認識しました。
SNSをやっていた頃の自分は、今より孤独で、集中力を欠き、ある種の猜疑心に苛まれていたのかも知れません。
今は、SNSの反応に気を取られることが少なくなり、逆に、実際に誰かと会って話を聞き、意見交換ができる機会が増えました。
集中力が増し、目の前の仕事のこと、将来の神戸のことをじっくりと考えることができるようになりました。
市内の各地に足を運び、市民のみなさんと意見交換をし、目の前の光景を前にして、そこに存在している課題にどのように向き合うのかを、じっくりと考える時間ができるようになりました。
私は今、何となくですが、SNSに時間を使っていた頃よりも、充実した時間を送り、もしかしたら良い仕事環境を獲得することができたのではないかと感じています。
素敵な光景をSNS でアップできないのは残念ですが、ネットを有効に活用しながら、当たり前の日常を大切にしていきたいと思います。