医療現場において、医師、看護師など医療スタッフのみなさんが、厳しい状況の中で新型コロナ患者に対する医療にあたっておられます。
中央市民病院では、院内感染対策を懸命に講じながら、重症患者への治療を行っていただいています。
このような様子が知られるようになり、「医療従事者を応援するために私財を寄付して、少しでも貢献したい」というお申し出をいただくようになりました。
そこで、医療従事者の活動を応援するための寄付を市民や企業から募集し、神戸市内の医療機関に支援金を交付する仕組みを構築することにしました。
寄付に込められた医療従事者への感謝と連帯の気持ちを届けるため、神戸市がコーディネーター役になり、㈶こうべ市民福祉振興協会の中に「新型コロナ対策こうべ医療従事者応援ファンド」(仮称)を創設します。
このファンドで市民のみなさんや企業からの寄付をお受けし、一日でも早く現場の医療従事者に寄付金を届けるようにします。
資金は、各医療機関において医療従事者の職務環境の改善のために充てることとし、具体的な使途は、資金の交付を受けた各医療機関で判断していただきます。
例えば、医療従事者への手当の加算、医療従事者への飲食などの提供、医療従事者の心と体のケア、家族への感染防止などの観点からの宿泊施設の利用などが考えられます。
ファンドの創設はスピード感を持って進めます。
今週中には寄付の受入れ口座を開設し、寄付を受け入れることができるよう、財団のご協力をいただきながら作業を進めます。
具体的な交付先や金額については、財団において有識者による「応援ファンド配分委員会」を立ち上げていただいて決定し、早期の配分を目指します。