久元 喜造ブログ

駅前を明るく、快適に。


神戸市の街は、中心部に高層タワーマンションを林立させて人口増を図るのではなく、市内それぞれの地域にバランスよく人口を配置していくことが重要だと考えてきました。
地域の核となる場所が、駅前です。
神戸では戦前から鉄道網が整備され、戦後も、地下鉄、ポートライナー、六甲ライナーと公共交通網の整備が行われてきました。
駅前は、住みよい街づくりを行っていく上で大切な場所です。
駅は、周辺に住んでおられる方や電車で通学通勤される方が必ず通る場所ですから、駅前やその周囲を、明るく魅力的で、にぎわいのある空間にしていくことは大変重要です。
駅前を刷新し、魅力的でにぎわいのある空間にできれば、そこを核として周辺地域への民間投資を呼び込んでいくことにもつながります。

そこで、まちなか街灯の大幅増設・LED化対応(10月6日のブログ)に加え、市内全駅(約110駅)の駅前空間に、景観に配慮した約5,000灯のLED街灯を設置することにしました。
一駅当たり、おおむね50灯のLED街灯が増設されます。
駅前を明るくし、見違えるような姿にチェンジし、リノベーションするという試みです。
急ピッチで作業を進め、今年度中に整備する予定です。
さらに令和2年度末までに、駅周辺の市営駐輪場の照明を全てLED化します。

このほか、JR神戸線の甲南山手、六甲道、灘、鷹取の各駅、地下鉄・西神山手線の伊川谷駅の駅前では、シンボル的な樹木のライトアップやベンチ、モニュメントなどを効果的に組み合わせ、思い切ったリニューアルを行います。
令和2~3年度末にかけて整備する予定で、その効果を見ながら、今後ほかの駅にも広げていきたいと考えています。