久元 喜造ブログ

夜の神戸の街を明るくしたい。


先日、人口減少対策の第一弾を打ち出しました。
第一弾では、街の質を高め、ブランド力を向上させるため、公共空間をリノベーションしていく施策を掲げていますが、その一つが「まちなか街灯の大幅増設・LED化対応」です。

若い世代や女性の市民のみなさんと意見交換をした際によく言われるのが、「神戸の夜の街が暗い」ということです。
街灯が少なく、夜の道が暗くて、駅やバス停から歩いて帰宅するのが怖い、という女性の声を聞きました。
とくに近年、神戸に移り住んで来られた方々からこういう意見が相次いでいます。
このような問題を放置するわけにはいきません。
特定の箇所だけでなく、神戸の街全体を明るくするための思い切った対策が求められていると感じます。

そこで、既設まちなか街灯(防犯灯)の蛍光灯をすべてLED化するとともに、まちなか街灯を大幅に増やすことにしました。
現在のまちなか街灯は、約96,000灯 ですが、これを 5割アップ することとし、約48,000灯 のまちなか街灯を増設します。
神戸市の全域を対象に、街灯が不足しているために夜の街が暗くなっている箇所に増設します。
増設は、令和2年度末までに完了させる予定です。

神戸は電車、地下鉄などの交通網が発達した街ですが、駅前が暗いという声もよく聞きます。
そこで、三宮、元町など繁華街の駅以外の駅をすべて対象として、駅周辺の街灯を、上の措置とは別に増設することにします。

来年は震災から25年。
神戸の街は復興しましたが、地道な分野でこれまで手が回ってこなかった点があることも事実です。
みんなで力を合わせ、見違えるような神戸の街をつくっていきたいと決意を新たにします。