昨日の午後3時から、市役所で平成31年度当初予算案の発表を行いました。
記者会見は、質疑応答の時間を多くとり、2時間10分にも及びました。
全部の会計を合わせた総額は、ほぼ1兆8000億円。
一般会計は、8,116億円、前年度比、4.3%の増で、積極型の予算となっています。
今回の予算案には、いたずらに都市の規模を拡大させるのではなく、市民生活の「質」を上げていくためのさまざまな施策が盛り込まれています。
冒頭、いわゆるヤミ専従問題に対する私の責任について明らかにするとともに、改めて市政に対する信頼を損なったことに対して陳謝しました。
今回の予算で盛り込まれている施策をスピード感を持って実施していくためには、神戸市役所が前を向いて進んでいくことができる組織であることが不可欠です。
おかしなことが行われていても、見て見ぬふりをしないと生きていけない。
おかしいと思っても声を上げることができない。
このような理不尽な雰囲気を一掃していかなければなりません。
逆に、おかしなことをおかしいと感じない市役所の「常識」は、世間の常識とは大きくズレています。
私は、最初の市長選挙のときに、「窓を大きくあけ放ち、外の空気を入れ、職員のみなさんが生き生きと仕事ができるような市役所を、職員のみなさんと一緒につくりあげていきます」とお約束しました。
私の力不足で、就任以来5年余りも経ったというのに、市役所改革は成果を挙げていません。
今回のヤミ専従問題は、このことを白日の下に晒しました。
今度こそ、明るく、前を向いて仕事ができる市役所に改革できるよう、良識ある職員のみなさんとともに、全力で取り組んでいきます。