久元 喜造ブログ

ハイブリッド芝導入に着手


先日、2019ラグビーワールドカップの試合日程が発表されました。
神戸では一次リーグ4試合が行われることとなりました。

会場となる ノエビアスタジアム神戸 では、10月下旬からハイブリッド芝導入のための工事が始まっています。
ハイブリッド芝は、天然芝に人工繊維を埋め込むことで、芝が生長するにつれて根が人工繊維に絡み、耐久性を向上させる芝です。(2017年3月26日のブログ
今年の7月に性能が検証され、日本国内で始めてJリーグからハイブリッド芝の使用が承認されました。
今回の工事では、ハイブリッド芝の敷設のほか、下層部分に「地温コントロールシステム」という新しい設備を導入します。

芝生ピッチの土中に配管を行い、夏場は冷たく、冬場は暖かく温度管理した水を循環させることで、芝生の育成に最適な土中温度に保ち、生長を促すものです。
「ハイブリッド芝」「地温コントロールシステム」、さらに日照不足を補完するため、芝生生育に有効な光を照射する「グローライト」という機器を組み合わせ、より強靭な芝生ピッチを生み出します。
これらの対応により、ノエビアスタジアムのピッチコンディションは大幅に改善されます。
このほか、新しいラグビーのゴールポストや、スタジアムの電気設備の改修などラグビーワールドカップに備えたほかの工事も行っています。
いずれの工事も来年3月を目標に進めており、生まれ変わった芝生ピッチで来シーズンのヴィッセル神戸のホーム戦を迎える日を楽しみにしたいと思います。