神戸空港は、きょう、2006年2月16日の開港から10年を迎えました。
もともと海と陸の交通の要衝として発展してきた神戸は、さらに空への玄関口を手にすることができたのでした。
昨日も、神戸空港から東京へ日帰り出張をしてきましたが、神戸空港はたいへん賑わっていました。
搭乗手続きをしていると、関西テレビの取材陣と遭遇し、突然のインタビューを受けたのが想定外でしたが。
地方自治体が管理している空港の中で、旅客数は神戸空港がトップです。
国や民間管理空港を含めた国内97の空港の中でも15番目です。
紆余曲折はありましたが、延べ2500万人を超える方々に利用していただいてきました。
神戸ポートアイランド第2期で進めている神戸医療産業都市への医療関連企業の進出は、開港した2006年2月時点の84社から313社と大きく伸びており、空港がすぐ近くにある立地条件が大きなアピールポイントとなっています。
就航先の地域とは新たな結びつきも生まれています。
例えば、旧制神戸二中(現兵庫高)出身で沖縄県最後の官選知事、島田叡氏の顕彰碑除幕式が昨年6月、那覇市内で行われましたが、兵庫県代表団も参加し、沖縄でも大きく報道されるなど沖縄と神戸の交流が深まっています。
神戸空港がこれから進む道は、今後見込まれる関西全体の航空需要の増加に貢献していくことです。
そのためには、関西国際空港、大阪国際空港(伊丹)、神戸空港の三空港を一体運用することが求められます。
関係方面のご理解をいただく努力を丁寧に行い、法令の規定に基づく適正な手続きを経て、実現を目指します。