震災20年の年が暮れようとしています。
神戸の街は、市民と行政が力を合わせ、復興を成し遂げることができました。
しかしながら残されたいくつかの課題があり、今年はその最終的な解決に取り組みました。
災害援護資金貸付金については、返済期限から10年が経過しました。
債務者のみなさんの多くが高齢化し、所得水準が低い中にあって、少額返済が続けられています。
私は、国に対して返済免除事由の緩和を求めてきましたが、4月に国の新しい方針が示されました。
これを受け、償還請求を保留するとともに、資産・債務の調査を続けてきました。
現在、国と最終的な調整過程にあり、解決まであと一歩のところまで来ました。
震災で大きな被害を受けた新長田再開発地区については、昼間人口を増やし、賑わいを創出することが課題となってきましたが、9月に井戸知事と共同会見を行い、神戸市の責任で新しい庁舎ビルを建設し、兵庫県と神戸市の行政機関を入居させることを発表しました。(9月28日のブログ)
12月21日には、新庁舎に、県・市の税務部門、住宅部門を移転させることも、同時に発表しました。
これらの項目以外の課題については、選挙時にお約束した政策に沿って、出来るだけ早い実現に向けて努力してきました。
進捗状況については、 「久元きぞうの政策」の取り組み状況 に掲載しました。
多くの政策に着手しましたが、目に見える形になるところまで十分な成果が挙がっていないことを申し訳なく思っております。
来年は、さらに仕事をスピードアップさせ、政策の実現を目指します。
この一年、ご支援いただきましたことに、心より感謝申し上げます。