ダイエーの 故中内功氏 が、震災の後、次のようにおっしゃっていたことを、 Facebook で知りました。
「営業をできなくてもいいから、明りをつけろ。
暗いと物騒だし、神戸自体が沈んでしまう。
営業できなくとも、明るいだけで安心感がわくものだ」
8年前に神戸市役所に来たとき、節電と経費節減のため、エレベーターホールは消灯していて暗く、正午の合図ですべての部屋は灯りが消えていました。
金がないのだから仕方がないと思っていましたが、やはり余りに暗くては雰囲気も暗くなるのではないか、昼休みに暗がりの中で弁当を食べていては職員のみなさんも元気が出ないのではないかと思い始めました。
市長副市長会議で議論し、庁内のエレベーターホール、廊下などの明りはつけるようにしました。
正午に職場の明りが自動的に消えるのもやめ、多くの職員が出払っているときには消灯することにしました。
中内氏が仰っていたように、「暗いと物騒だし、神戸自体が沈んでしま」います。
残念ながら、神戸の夜の駅前や通りが暗い、というご指摘を何度かいただいたので、駅前や街なかの街灯を増やす取り組みをしています。
兵庫、六甲道(トップの写真)、伊川谷などの駅前がだいぶ明るくなりました。
西神中央、名谷、垂水、灘(上の写真)、甲南山手などの駅前は、単に街灯を増やすだけではなく、それぞれの駅によって規模、内容な異なりますが、より本格的な再整備を行っていきます。
街なかの街灯も、すでにLEDへの付け替えを進めるとともに、暗い道には新しく街灯を設置しています。
中内氏がかつてこのように仰っていたことに意を強くし、スピード感を持って進めていきます。