久元 喜造ブログ

北神急行の市営化を活かした街づくり


今年の6月1日、北神急行電鉄が市営化され、運賃が大幅に下がりました。(2019年3月19日のブログ
谷上から三宮までは地下鉄でわずか10分あまり。
神戸市の北部地域の価値は大きく向上していくと見込まれます。
同時に運賃引き下げの効果に期待し、手をこまねているだけでは不十分です。
市営化の効果をさらに活かし、北区の人口減少に歯止めをかけることができるような魅力ある街づくりが求められます。
とくに谷上で接続する神戸電鉄三田線沿線においては、民間投資を誘導することができるような施策が必要です。
先日、このための方策を議論するweb局長会議を開催し、各局長からはさまざまな報告や提案がなされました。
そこで、昨日、一昨日と、コロナウイルス感染者の発生状況に注意を払いながら、神戸電鉄三田線沿線を見て回りました。

谷上駅前については、すでにデジタルサイネージやベンチなどが設置され、少し雰囲気も変わってきています。
駅前広場のさらなる再整備を図ることとし、計画の策定を進めることにしています。
また、有馬街道の皆森・谷上間においては、車線の増加を含む道路拡幅工事をスピード感を持って進めます。
有馬街道の大池駅前から唐櫃大橋交差点を経て有馬口交差点までの区間では、すでに大池駅前の整備が完了し、さらにトンネルの開削も終わっており、事業が急ピッチで進められていることを確認できました。
一方、神戸電鉄三田線の花山、大池、神鉄六甲、唐櫃台、有馬口の各駅前の状況を改めて見ましたが、現状のままで良いとは思えません。
それぞれの駅前の土地の形状や利用状況を踏まえながら、神戸電鉄と協議し、必要な手立てを講じていきたいと思います。