久元 喜造ブログ

市役所組織を挙げてコロナ対策に。


きょうの各紙朝刊にも掲載されていますが、昨日「新型コロナウィルス感染症対策・最優先宣言」を発しました。
いま私たちは、新型コロナウィルス感染症という見えない敵と闘っています。
神戸が震災以来迎える最大の危機です。
市役所が持っている人的資源を、感染症対策に集中させる一方、緊急性の低い業務は当面実施を見合わせます。

感染症対策の中心を担っているのが、保健所長以下保健所の職員です。
ウィルスとの闘いもかなり長期間となり、今後の収束も見通すことができない今、保健所への応援体制を強化する必要があります。
専門的な仕事は、医師、保健師、看護師のみなさんに担ってもらう必要がありますが、電話対応、各方面との連絡・調整、情報の収集、整理、資料の作成、広報などについては行政職の職員でも対応することが可能です。
このため、本日付で「保健所支援班」(120名)を設置し、各区の保健センターを含め態勢を大幅に強化することにしました。
このほか、迅速で分かりやすい情報発信・広報の体制を強化するため「広報支援班」(9名)を設置するとともに、市民のみなさんの行動変容につなげていただくうえで必要なデータの収集・解析・提供にあたる「データ解析班」(9名)も設置しました。
必要な兼務発令も今日付で行いました。

職員は、新型コロナウィルス感染症に関連しない対外的な会議、会合を開催したり、出席したりしないようにします。
市役所、区役所などへの営業、挨拶などを目的とした来庁はお断りします。
市役所のロビーの椅子も大幅に削減するとともに、24階の展望ロビーも閉鎖し、直行エレベーターも休止しました。
神戸市役所は、緊急事態対応の態勢に移行します。