昨日の 定例記者会見で、新型コロナウイルス感染症への第2弾の対策を発表しました。
その中の一つが、就職内定の取り消しへの対応です。
これまでは空前の人手不足で、就職戦線も売り手市場でしたが、感染拡大の影響で風向きが変わってきているようです。
多くの企業は従業員の雇用を守る努力をされていますが、中には解雇や雇い止めなどが起きているようです。
そして、就職の内定を取り消す動きも出ていると言います。
厚生労働省の調査ではごくわずかにとどまっていますが、実態がどのようになっているかは見えにくい面もあると思われます。
社会人になることを心待ちにし、期待に胸を膨らませていた学生にとって、入社目前で内定取り消しに遭うようなことがあれば、とても大きなショックだろうと思います。
目の前の生活をどうするのか、途方に暮れる方もおられることでしょう。
神戸は、大学などの高等教育機関が集中しており、そのような実態があるとすれば、影響は相対的に大きいのではないかと推察されます。
そこで、緊急の対策として、4月に入社予定だった企業などから内定を取り消された学生の方々を、原則1年間の任期付きで市職員として採用することにしました。
対象者は、神戸市在住で大学、短大、高専、専門学校を卒業予定の方、そして市外在住で市内の大学などを卒業する方です。
募集人員は、100人程度。
会計年度職員として採用し、年収はおおむね300万円程度を考えています。
詳細は、来週に発表しますが、今月下旬にも募集を始め、4月から順次面接して採用します。
当面の生活費を得ながら、新たな就職先を探していただき、これからの人生設計を描いていただきたいと考えています。