久元 喜造ブログ

西神中央「進化する上質なまち」へ②


西神中央駅① へ)
西神中央駅前の再整備は、単に、区役所、芸術・文化ホール、図書館といった個々の施設、いわば「点」の整備にとどまるものではありません。
広場、商業施設、歩道、公園など周辺エリア全体を「面」として再整備します。

駅前広場は、ときどきイベントやまつりの会場として利用されていますが、日常的に子どもからお年寄りまで多くのみなさんで賑わう空間へと、デザイン性も高めながら再整備します。
商業施設の外観と沿道もリニューアルし、くつろぎと憩いの上質な空間を造りあげます。
パークアベニューも、夜間の景観を一新し、思い切って再整備します。

新しい図書館ができ、西区民センター内にある現在の図書館が撤去された後のスペースには、市内で2か所目となる「こべっこあそびひろば」を整備します。

駅前が上質な公共空間として生まれ変われば、民間開発への機運も高まります。
西神中央駅周辺における住宅ニーズは高く、実際、昨年に駅前の市有地をマンション用地として公募した際は、多くの事業者が関心を示しました。
駅前再整備と軌を一にして、市有地などに今後5年間で、約2,000人分の集合住宅の供給を行っていきます。
駅前にマンションが供給されれば、若い世帯の入居とともに、子どもが独立した後のシニア世帯が戸建住宅から駅近のコンパクトな住戸へ移り住むことが予想されます。
そして、シニア世帯が移り住んだ後の戸建住宅には、新たな若年・子育て世帯に移り住んでもらい、持続的な住替えへとつなげていければと考えています。
さまざまな施策を組み合わせ、まちの良さを実感してもらえるようにし、西神エリアへの人口定住を図っていきます。(おわり)