垂水区は、都心への便利なアクセスを背景に、居住地として人気のある地域です。
明石海峡や淡路島を望む風光明媚な景観は、神戸にとりかけがえのない財産です。
商業施設も充実し、快適で落ち着いた住環境が整っています。
JR垂水駅は、1日あたりの平均乗降客数が神戸市内の駅では三ノ宮駅・神戸駅・元町駅・住吉駅に次いで5番目。
山陽電鉄の垂水駅ともども、神戸市西部の拠点駅となっています。
この垂水駅周辺を再整備し、利便性が高めることができれば、拠点性をさらに高め、周辺地域の活性化につなげることができます。
このような観点から、垂水駅周辺の再整備案をとりまとめました。
まず、垂水駅北東の駅前広場を再整備します。
現在、臨時駐車場があり、駅前広場は朝夕、駅方面に向かう歩行者が利用されていますが、普段の人通りはあまり多くはありません。
そこで、この場所に新しい図書館を建設することにします。
現在の図書館は、区民当たりの面積が西区に次いで2番目に狭い上に蔵書も少なく、改善が以前から求められてきました。
駅前広場に新しく建設する図書館は、面積、蔵書数を思い切って充実させます。
1階は、これまでの利用形態を勘案して駐車スペースを確保し、2階以上に、デザイン性にも優れた図書館を配置します。(上の画像のイメージ)
令和5年度当初の供用開始を目指し、スピード感を持って設計・建設に着手します。
また、垂水駅周辺は道幅も狭く、渋滞が発生している箇所もあり、自転車駐輪場も必ずしも十分ではありません。
そこで、垂水駅南西部の商大筋の道路を拡幅し、歩道と景観に配慮した駐輪場を整備します。
令和3年度当初の供用開始を目指し、作業を進めます。(つづく)