久元 喜造ブログ

西神中央「進化する上質なまち」へ①


西神中央駅 は、地下鉄・西神山手線の終着駅で、神戸の西の拠点です。
1月17日、NHK BS1の番組「駅ピアノ」に、西神中央駅に置かれたストリートピアノが、国内で初めて取り上げられました。
1台のピアノから、新しいコミュニケーションが生まれつつあることは、ありがたいことです。

さらに住み続けたい魅力的な街となるよう、西神中央駅周辺のリニューアルを進めていきたいと思います。
いま、駅の東側で進めているのは、西区区役所庁舎の建設です。
兵庫県産の木材を使い、緑あふれる開放的なデザインにします。
3階で、隣接する商業施設・立体駐車場と連絡ブリッジでつながり、「ひろばデッキ」も設けて交流の場としても活用できるようにします。
区役所サービスにはICTなどの最新技術を積極的に取り入れ、申請書類の作成は手書きではなくスマートフォンやタブレットで行うようになります。
職員の配置は、届出や申請受付から個別の相談業務にシフトさせます。

長年更地だった美賀多台の角地には、シンボリックな外観で、500席の文化・芸術ホールと新しい図書館を整備します。

西区民センター内にある今の図書館は、蔵書の数も限られ、拡充が求められてきました。
新しい図書館は、広さは4倍、蔵書も現在の3倍となる30万冊を予定しています。
個人でもグループでも利用できる多様な座席やセミナー室を設けるほか、親子の読み聞かせコーナーや「おはなしの部屋」など子育て
世代にも利用しやすい図書館にします。

周辺の歩道橋をライトアップし、ホールと一体となった上質な夜間空間を形成します。
文化・芸術ホールと図書館に隣接して、304戸のマンションが建設されます。(つづく