きょうは、神戸のごみについて書いてみたいと思います。
神戸のごみ量は、大量消費型のライフスタイルの定着や、小規模世帯の増加などの影響、さらに平成7年の阪神・淡路大震災の影響もあり、一時は政令指定都市で、一人一日当たりのごみ量がワーストワンになりました。
その後、循環型社会への以降を目指し、家庭系ごみでは、「缶・ビン・ペットボトル」の分別収集(平成15年)、「単純指定袋制度」(平成20年)、「容器包装プラスチックの分別収集」(平成20年)が実施され、事業系ごみでは、「有料指定袋制度」(平成19年)が導入されて、新たな減量・資源化のための取り組みが行われてきました。
これらの成果もあって、平成24年度のごみ処理量はピーク時(平成12年度)の半分近くにまで減り、一人一日当たりのごみ量も、政令指定都市で第12位になりました。
また、神戸では、ごみ処理の過程でも、地球温暖化防止の観点を考慮し、焼却過程でCO2発生源となる容器包装プラスチックの分別収集のほか、4つのクリーンセンターで約4万世帯分の電力使用量に相当する約1.5億kwhを発電し、エネルギープラントとしての機能を果たしています。
将来にわたって持続可能な都市を築き上げていくためには、引き続き、ごみの減量・資源化を進めることが大切です。
そして、「低炭素社会」「自然共生社会」にも資する「循環型社会」の実現を目指していくことが求められています。