今日の午後、ポートアイランドの国際会議場で、神戸市の新規採用職員への辞令交付式が行われました。
開会に先立ち、神戸室内管弦楽団による歓迎演奏があり、モーツァルトのディヴェルティメント ニ長調KV.136より第1楽章、バーバーの「弦楽のためのアダージョ」などが演奏されました。
国歌斉唱の後、私から、259名の職員の代表に辞令を交付し、代表職員による 宣誓が行われました。
私から歓迎の言葉を申し述べました。
「私たちは色々な意味で戦いをしています。
巨大地震、津波など災害のリスクとの戦い,サイバーテロや未知の病気など予見しがたいリスクとの戦い、貧困や格差といった社会的不公正との戦い、などです。
決して楽な仕事ではありませんが、苦楽を共にし,私たちに与えられた任務を全うしていきましょう」
「組織に属するということは、組織に迎合することではありません。
自分自身の音色を大切にし、異なる音色を奏でる周りの人々を尊重し、さまざまな音色が響き合う、素晴らしい組織をつくりあげていきましょう」
「震災などの苦難を乗り越え、市民のために尽くしてきた私たちの組織の歩みを大切にし、同時に、みなさんの新鮮な感覚を私たちの組織に吹き込み、よりよいものにしていく努力を、一緒に行って行きましょう」
きょうは、折しも、辞令交付式の直前、新しい元号「令和」の発表が行われました。
新元号に込められている、美しく、平和な社会を築いていこうという願いと決意を、神戸市民は共有したいと思います。
典拠として紹介されているように、咲き誇る梅の花々のごとく、新規採用職員のみなさんが、私たちとともに、人生の花を咲かせていただきたいと願っています。