久元 喜造ブログ

東日本大震災被災地との交流


2011年3月11日に発生した東日本大震災から、8年の月日が流れました。
神戸市は、発災直後から、直ちに情報収集を行い、支援活動を開始しました。
同日、午後8時30分、緊急消防援助隊の先発隊、16隊(66名)が現地に向けて出発。
翌12日午前11時には、指揮支援、支援調整、上下水道の災害復旧調査、応急給水、援助物資の輸送などの任務を担うべく、第2陣が出発しました。
神戸市立中央病院からは、医師、看護師など7名が現地入りしました。
この後も、神戸市からは、医療、保健などを含め、続々と職員が現地に入り、活動を展開しました。

神戸市には、阪神・淡路大震災の当時、中堅・若手職員として災害対応にあたった経験を有する幹部が数多く在職していました。
矢田立郎市長の指示で、災害対応の経験のある職員と、当時のことを知らない若手職員がチームを組み、被災地での支援活動に汗を流しました。

まもなく新年度が始まりますが、神戸市からは、東日本大震災の被災自治体に対して引き続き職員の派遣を行い、復興の支援を行います。
また、熊本地震、昨年の西日本豪雨で被害を受けた自治体に対しても職員を派遣し、復旧・復興業務に従事します。

神戸では、市民や企業レベルで、発災直後からさまざまな形で救援・支援活動が行われました。
そして、さまざまな分野で、中学・高校生、大学生を含む幅広い交流につながってきました。
この8年の間、震災の被災地としての経験や想いを共有する取り組みが行われてきたように感じます。
これからも、次の世代につなげていくことができるよう、さまざまな立場から、交流の深化を図っていくことができればと願っています。