久元 喜造ブログ

隣接する市、町とのコラボレーション

神戸市は、芦屋市、西宮市、宝塚市、三田市、三木市、稲美町、明石市と隣接し、明石海峡を隔てて、淡路市があります。
基礎自治体である市や町を越える広域行政は、広域自治体である県の役割ですが、複数の市や町にまたがる行政課題について、すべて県が面倒をみることは不可能ですから、市や町同士が、協議し、連携していくことは重要です。

神戸市は、これら7市1町と、「神戸隣接市・町長懇話会」という会を組織し、都市間に共通するまちづくりの課題について、市域を越えて連携した対応を図っています。
平成2年の発足以来、「のびのびパスポート」を神戸市と隣接市町で使用できるようにしたり、災害時相互応援協定を締結したりしています。

また、「ぐるっと神戸マップ」というサイトをつくり、神戸市と7市1町の観光地や名産物、行事などの紹介をしています。
今、秋の行楽シーズンの行事やイベントが、たくさん掲載されています。神戸電鉄、山陽電鉄、阪急・阪神、JRなどの鉄道で、周辺の地域に足を伸ばし、のんびりとした一日を過ごされるのもよいのではないでしょうか。

平成23年度からは、共同で「神戸まつり」に出展し、それぞれの地域ブランドをPRしています。
宝塚市の「リボンの騎士 サファイア」や明石市の「時のわらし」、西宮市の「みやたん」など観光大使や、ゆるキャラも集合し、淡路のたまねぎや三木のハーブなど各地の名産のPRを行っています。毎年、行列が出来るほどの人気ぶりです。

平成24年度からは、神戸市が中心となり、阪神淡路大震災の教訓を踏まえた職員合同研修(防災編)を実施しています。

このように、大都市と近隣の都市とが連携し、にぎわいづくりや課題解決に向けて、ともに取り組んでいくことは、これからますます重要です。