今朝の新聞各紙が報じていますように、昨日、大阪で、「関西3空港懇談会」が開催され、出席しました。
関西国際空港、伊丹の大阪国際空港、そして神戸空港の役割分担などを議論する懇談会で、国土交通省、関係自治体の知事・市長、㈱関西エアポート、経済界などから構成されます。
前回開催されたのは2010年ですから、8年ぶりの開催となります。
この間、関西の航空需要は大きく拡大しました。
この4月には、神戸空港のコンセッションが行われ、3空港一体運用が実現しました。
また、台風21号による被害を踏まえた災害対応力の向上も課題となっています。
昨日の懇談会では、これらの環境変化を踏まえつつ、3つの空港の最適活用のために何をすればよいのかについて、議論が交わされました。
私からは、関西国際空港を基幹空港として、3つの空港が適切に機能分担しながら関西全体の航空需要の増大に寄与していくことが重要であること、そして、3空港の一体運用が実現した今、実質的な運営主体である㈱関西エアポートの意見を尊重する必要があることを申し上げました。
その上で、まずは、発着枠の拡大、運用時間の延長などが求められることを説明しました。
懇談会の議論や雰囲気からは、神戸空港の役割拡大についての理解が深まっていることを感じました。
終了後の記者会見で、座長の松本正義関経連会長は、「短期的には神戸空港の利活用が議論の中心になる」とおっしゃっています。
神戸空港をめぐる環境は、おかげさまで、大きく変わってきています。
今日の議論を踏まえ、3空港の利活用についての議論を加速させ、ひとつずつ具体的な成果に結実させていくことができるよう、全力で取り組んでいきます。