久元 喜造ブログ

イタリアンレストランも東京一極集中?


少し前のことになりますが、12月7日に開催された 神戸ルミナリエ 点灯式に、ジョルジョ・ストラーチェ駐日イタリア大使 が出席してくださいました。
このとき、大使からいただいたのが、日本のイタリア料理レストランのカタログでした。
それぞれのレストラン自慢の料理がきれいな写真付きで紹介されていて、楽しく読ませていただきました。

カタログの冒頭に掲載されている大使のご挨拶には、次のように記されてありました。

「東京と大阪を主に、北は北海道から南は沖縄まで日本各地に散在する最も素晴らしいイタリアンレストランの選りすぐりの140軒をセレクトして紹介しております」

確かに、地域別に数えてみると、
東京23区が、35軒
大阪市内が、16軒
これに対し、神戸は、3軒 でした。
ちなみに、札幌、横浜、名古屋がいずれも1軒なのに対し、ともに海産物が美味しい、富山市内が6軒、小田原市内が4軒と目立ちます。

別に気にすることはないのかもしれません。
しかし、「食都 神戸」を目指しているのに、少々寂しい気がします。
もちろん、オーナーやシェフの方の中には、「お馴染みさんが来てくれればいい」という方もいらっしゃるでしょうが、全体として、神戸の「食」の存在を、もっと全国に、そして海外にも発信するというアプローチがあってもよいのではないでしょうか。

来街者を増やしていくために、行政としてもしっかりと取り組んでいきます。
魅力のあるお店に関する情報発信を強化し、このことが来街者の増加につながり、お店を訪れるお客が増え、さらに素敵なお店が神戸に集積していくという好循環をつくっていければと感じます。