久元 喜造ブログ

「鵯越合葬墓」に応募が殺到。


神戸で初めての合葬式墓地「鵯越合葬墓」が、7月18日に完成し、開所式が行われました。(2018年7月21日のブログ
7月19日から8月20日まで申し込みを受け付けたところ、神戸新聞、読売新聞などに報じられているとおり、予想を大幅に上回る申し込みがありました。

合葬墓は、個別安置施設と合葬施設から構成されます。
個別安置施設の骨壺に10年間安置されたご遺骨は、その後、合葬施設に埋葬されます。
今回の募集では、個別安置施設については、160体の募集に対し、651体の申し込みが、また、合葬施設については、400体の募集に対し、2518体の申し込みがありました。
560体の募集に対し、3169体の申し込みがあったことになります。
申し込み資格のある方については、すべて合葬墓の使用許可を行う予定です。
開所式の後に行われた内覧会にも、たくさんのみなさんが来られ、関心が高いことは承知していましたが、やはり実際の申し込みも想定を大幅に上回りました。
また、申込者の約8割は、生前申し込みの方々でした。

お墓に対する意識が確実に変化していることを改めて認識しました。
このことは、記名板を希望されたのが1500体と、全体の半分以下にとどまったことにも現れているように感じます。
個別安置施設(1600体収蔵可能)、合葬施設(1万体収蔵可能)とも、十分な施設規模を備えていますので、すぐに合葬式墓地を増やす必要はありませんが、今後の墓地行政は、近年における意識の変化に対応したものでなければならないと感じています。

次回の「鵯越合葬墓」の募集は、来年4月頃の予定です。