久元 喜造ブログ

神戸空港の運用時間の緊急拡大

9月4日の台風により、関西国際空港が被害を受け、6日、大阪府の松井一郎知事より、関空の全面復旧までの間、神戸空港が代替機能の一部を担ってほしい、との要請を受けました。
さらに、10日、国土交通省航空局長より、関空の本格運用までの間に限り、関空の国際拠点空港機能の代替のための緊急措置として、神戸空港の運用を拡大する必要があるので、協力をお願いしたい旨の依頼がありました。
昨日の12日、私は、この依頼について、その趣旨を理解し、協力すること、また松井大阪府知事より要請のあった運用時間の前後1時間の拡大について、対応する用意があることを回答しました。

これらの経緯を踏まえ、本日、国土交通省から、神戸空港における国際線・国内線の代替受け入れについて、次のような発表がありました。
・現行の運用時間は、7時から22時までとなっているが、これを、6時から23時までに拡大する。
・一日あたりの発着回数(最大)を、現行の60回から90回に拡大する。
・国際線を含む運用とする。

今回の決定を実施するためには、国際線を受け入れるためのCIQ(税関、出入国管理、検疫)の体制整備、航空管制の充実などが求められ、国に対して適切な対応をお願いしているところです。
同時に、神戸市としても、三宮などへのアクセスの強化など必要な対応を行っていきます。

関空の被災による関西経済の影響を最小限に食い止めるためには、関西の各地域が一致協力して対応していく必要があります。
神戸市としては、今回の国の決定を受け、関空の代替機能をしっかりと果たしていけるよう、全力で取り組んでいきます。