久元 喜造ブログ

7月5日23時45分梅田発阪急電車


7月5日(木)、私は東京出張中でしたが、豪雨が予想されたことから、翌日の用務を欠席することとし、夜の新幹線で急遽帰神することにしました。
新幹線は新大阪で運転を取り止め、在来線の神戸線も運転中止になりました。
運転再開を待っても展望がないので、地下鉄御堂筋線で梅田に出て、阪急電車 のホームに駆け上がり、23時45分発の急行電車に滑り込みました。

車内は超満員でした。
私は終点の三宮に何とか到着してほしいと願いながら、予想される事態や対応について考えていました。
電車が駅に止まるたびに車内アナウンスが流れました。
停車時間は十分にとっています。前の方を押すことなく、ゆっくりとお降りください。停車時間は十分にとっています
乗客は、アナウンスに従い、互いにぶつかり合うことなく、整然と電車を降りていきました。

また、車内アナウンスが流れます。
「現在、JR神戸線、阪神電車は、大雨により、運転が中止になっております。このため車内は大変混雑しております。しばらくの間、ご辛抱いただきますようお願いいたします」

電車は無事、神戸三宮駅に到着しました。
「現在大雨のため、神戸には警報が出されております。どうぞ気を付けてお帰り下さい」

車掌さんの判断なのか、決められたマニュアルに従ってのことなのかわかりませんが、的確で落ち着いた語り口の車内アナウンスは、不安な心理状態の乗客に安心感を与えました。
厳しい状況の中での対応に、敬意を表したいと思います。

三宮に到着した私は、土砂降りの雨の中を徒歩で市役所に向かいました。

災害対策本部、続いて消防局で状況説明を受け、役所に泊まり込みました。