昨日の定例記者会見で、異常高温対策について説明しました。
神戸は、京都や大阪に比べて少し最高気温は低いのですが、それでも異常な高温が続いています。
猛暑の原因としては、地球の温暖化が指摘されており、国際的な枠組みの下で対応していくことが求められます。
神戸市では、すでに小中学校の空調設備の整備は完了していますが、自治体、また地域として、このほかにできることはすぐに行動に移していく必要があります。
その一つが、打ち水です。
打ち水は、古くからの風習で、私が子供の頃の新開地周辺では、路地裏などでよく打ち水が行われていました。
打ち水された玄関先や道路ではひんやりとした雰囲気が漂いますが、実際に周囲の気温を下げる効果もあります。
昨年行った「こうべ打ち水大作戦」 では、2℃から3℃の冷却効果が確認 できました。
今年は、きょう7月26日(木)午後3時から、JR三ノ宮駅南広場で実施します。
ひんやりとした空気を感じいただくため、ミストも普及させていきたいと考えています。
ミストは、水道水を気化させて霧状にし、散布する装置です。
市立学校園全298校、メリケンパークなど市内の大きな公園、市営地下鉄の駅前広場などに設置します。
私立の幼稚園や保育所、認定こども園など約500カ所についても、それぞれの施設の判断で設置していただき、1万円を上限に全額を神戸市が補助します。
ミストは気温を下げる効果はありませんが、少しでも冷気を感じていただき、元気を回復させていただきたいと願っています。
また、猛暑で体調の異変を感じ、とくに、熱中症が疑われる場合は、救急相談ダイヤル(#7119)に気軽に電話してください。