久元 喜造ブログ

マッキンゼー社のアジア拠点が神戸に。


既に報道されているところですが、昨日の 定例記者会見 でも申しあげたとおり、マッキンゼー・アンド・カンパニー のラーニングセンターが神戸に開設されることになりました。
同社は、申すまでもなく、世界を代表するコンサルティング会社です。
アジアでのコンサルティング業務が拡大している現状を踏まえ、香港やシンガポールなどの海外の大都市も視野に入れながら研修拠点の開設を検討されてきましたが、このほど神戸に決定しました。
米国、オーストリアに次ぐ、世界で3か所目の拠点となります。
拠点となるラーニングセンターは、ANAクラウンプラザホテルとホテル直結のオフィスビルのスペースの中に、約3,000平方メートルの規模で、今年の秋頃の開設が予定されています。

同社は世界中に約2,000人のコンサルタントを擁し、大体12カ月から18カ月に1回、1週間程度の研修が行われるとお聞きしています。
講師陣として、ビジネス、学界など約650名の多彩な方々が指導に当たられます。
世界中から優れた人材が恒常的に神戸に集まって来られることは、たいへんありがたいことです。
社内向けの研修拠点ではありますが、可能な範囲で、神戸の経済界、学界、行政関係者との交流や連携も模索していきたいと思います。

マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社は、学生のみなさんの就職先として抜群の人気があります。
今回の決定は、神戸のブランド力の向上にも資するところが大きいと感じています。
同社のみなさま、交渉をご支援いただきましたみなさまに、心より感謝申し上げます。