以前、神戸市役所における「働き方改革」についてブログで書きました。(2017年8月21日のブログ)
市役所全体が明るく、働きがいのある職場になってほしい、市民のために高いパフォーマンスを発揮する市役所にしたいと念じます。
改革を支える柱の一つが、多様な働き方の推進です。
若年の子育て世代が増加する一方で、介護を理由に離職する職員もいます。
家庭の事情と仕事とを両立できる環境を整備することが、組織として持続的に最大限の力を発揮できることに繋がります。
具体的な取り組みを次々に初めていますが、そのひとつの方策が「フレックスタイム」です。
「公務の運営に支障がないと認められる範囲内で、始業及び終業の時刻について職員の申告を考慮して、勤務時間を割り振る」制度です。
平たく言えば、いろいろな事情に応じて、柔軟な勤務時間を設定しようとするものです。
現在、職員の勤務時間は、8時45分から昼休みを挟んで、17時30分までと一律に定められています。
これを以下のように改めます。
全ての職員が共通して勤務しなければならない「コアタイム」を、午前10時から12時、午後1時から3時の時間帯とします。
そして、勤務の始業・終業時刻を設定できる「フレキシブルタイム」を、午前7時から10時、午後3時から10時の時間帯とします。
つまり、コアタイムの前後に、職員の意向を踏まえた柔軟な勤務時間を設定できるようにするものです。
政令市では、全国初の本格導入となります。
「働き方改革」を進める一助になればと願っています。