今日の神戸新聞に、中央区役所の体制強化に関する記事が掲載されていました。
中央区役所に来庁した外国人の窓口手続きを手助けするため、語学が堪能な外国語対応専任スタッフを配置するという内容です。
「役所の手続き 心配無用」とのことですが、事態は、そんなに生易しいものではありません。
中央区役所市民課の対応は、限界にきています。
私は、昨年暮れ、中央区役所を訪れたとき、市民課のフロアにエレベーターが止まり、我が目を疑いました。
昼休みに、ものごすごくごった返しているのです。
聞いてみると、4月初旬前後の繁忙期には、とんでもない待ち時間が発生しているとのことでした。
さっそく対応をお願いしましたが、人事当局は動きません。
私は、御用納めの庁内挨拶で訴えました。
「どうして長年、中央区でこのような事態が放置されてきたのか、私には理解できません」
「庁内で情報伝達のパイプがあちこちでつまっているとしたら、みんなで直していこうではありませんか」
人事配置の変更を極端に嫌がる人事当局との「交渉」は難航を極めましたが(いつものことです)、何とか、外国人のみなさんへの対応を含め、最小限の体制強化につなげることができました。
日本語がわからない外国人が来庁されるたびに、事務が滞り、次に待っておられる方にご迷惑をかけているとのことでしたので、今回の対応はそれなりの効果を発揮すると期待されます。
しかし、これで繁忙期を本当に乗り切れるのでしょうか。
もし、不十分であれば、今度こそ、人事当局の抵抗をはねのけ、抜本的な対応を図っていかなければなりません。
すべては、私のリーダーシップの不足の故です。