『BE KOBE 震災から20年、できたこと、できなかったこと』
BE KOBE プロジェクト編。
ポプラ社 から出版されました。
KIITO(デザイン・クリエイティブセンター神戸)の企画です。
神戸市では震災20年を機に、神戸で生まれた震災の教訓や知恵を集め、発信する「震災20年 神戸からのメッセージ発信」プロジェクトを実施しました。
このプロジェクトの中から、たくさんのみなさんの想いが込められたロゴマークとキャッチコピーである BE KOBE が生まれました。
神戸にはさまざまな魅力がありますが、一番の魅力は人である、というメッセージを託すことにしました。
BE KOBE ― 直訳すると、「神戸であれ」でしょうか。
私は、BE KOBE のロゴを初めて見たとき、これを公表すると、いったい何を意味しているのかわからない、という批判が必ず起きるだろうと想像しましたが、それはそれでよいのではないか、と思いました。
神戸がこうあれかしと願う姿は、ひとりひとりみんな違っていいし、それらを互いに出し合い、議論し合って、神戸の進むべき方向を探していければ、と思いました。
さて、本書では、阪神・淡路大震災からの20年を歩んでこられた10組13名の想いが語られます。
苦労と試行錯誤を重ねられ、それぞれの分野のリーダー的な立場で活躍されているお一人おひとりの言葉から、この間神戸が歩んできた都市としての姿、そして未来への道筋が、浮かんでくるように感じました。