きょうの神戸新聞朝刊の一面トップに、 「守れ 神戸の洋館、茅葺き民家」 「歴史的建築 1200件調査」 「市、カフェなど活用模索へ」「所有者と事業者結ぶ」という見出しの記事が、大きく掲載されています。(下の写真は、記事から引用)
神戸市は、今年度の事業として、北区、西区に残っている約900件の茅葺き民家、歴史的価値が高く、市の「景観形成重要建築物等」の指定候補に挙げられている建物など約260件を対象に、現状を調査することにしています。
今朝の記事では、この神戸市の取り組みが紹介されています。
私は、選挙前から、歴史的遺産を保全する必要性を訴えてきました(2013年10月2日のブログ など)。
神戸は、第2次大戦時の空襲、阪神・淡路大震災によって、多くの貴重な歴史遺産を失ってきました。近代以降に戦災や震災が少なかった京都などに比べ、残されている歴史遺産は少なく、それだけに今ある歴史遺産を残していく必要性は、神戸ではとくに高いのではないかと思います。
そのような問題意識に答えてくれたのが、住宅都市局まちのデザイン室(現在は課)のみなさんでした。
昨秋の政策会議で、今日の記事で紹介されている調査について、具体的な提案を出してくれました。
政策会議では、直ちに、調査に要する経費を平成27年度当初予算に計上する方針が決定されました。
まずは、現状をしっかりと調査し、所有者のご意向も確認しながら、それぞれの建築物が置かれている状況に応じ、保存、再生、活用への道を探りたいと思います。
簡単に方策が見つかる政策課題であるとは言えませんが、全体像を明らかにする作業から取り組みを進めます。