神戸市の大卒職員採用試験の試験区分は、次の10区分になっています。
一般行政、福祉、土木、建築、電気、機械、化学、農業、造園、衛生監視
さらに、一般行政は、法律、経済、経営、国際関係が選択科目となり、衛生監視は、獣医、畜産、水産、農芸化学、薬学が選択科目となります。
この試験区分は、長く変更されていませんが、神戸市を取り巻く環境や市政の重点課題の変化に応じて、その変化に対応した試験区分になるよう見直しが求められます。
そこで、来年度は、次のような観点に着目して見直しを行っていただくよう、人事委員会にお願いしてきました。
まず、神戸市が重点プロジェクトとして推進を図っている神戸医療産業都市構想を進めるうえでは、ライフサイエンスなどの分野で、基礎的な専門知識を有する人材が必要です。
また、環境政策は、これからさらに力を入れていかなければならない分野であり、生態系や地球環境、自然エネルギーの分野について基礎的な専門知識を有する人材が必要です。
人事委員会では、このような私からの要請を真剣に検討していただき、以下のような試験区分の見直しを行っていただけることになりました。
まず、試験区分として、 「生物」 「環境」 の区分が新設されます。
また、 「衛生監視」 の区分と 「農芸化学」 の選択科目を廃止するとともに、 「生命科学」 の区分が新設されます。
これにより、神戸市採用試験の試験区分は、新設の3区分を含め、16となります。
人事委員会のスピーディーで適切な対応に感謝しております。