第23回全国地芝居サミットが、19日、20日の両日、北区の二つの農村歌舞伎舞台で開催されました。
今回、上演していただく、宮崎県西都市、兵庫県佐用町、大阪市のみなさんのほか、全国で地芝居に取り組んでおられるたくさんのみなさんにお越しいただきました。
20日の日曜日、会場の一つ、下谷上農村歌舞伎舞台 にお邪魔しました。
まず、保存会の田中庄二会長から、舞台の説明を兼ねたご挨拶があり、私からも挨拶させていただきました。
隣は、母校の山田中学校で、私にとっては、この農村歌舞伎舞台は身近な存在でした。在学中の昭和40年代前半、一度、農村歌舞伎が上演された記憶があります。
昭和52年に火災に遭いましたが、すぐに修復されています。花道の一部が回転する大規模な装置を備えているのが特徴です。
きょうは、まず、体験教室を修了したみなさんにより、『白波五人男』。
たいへん楽しい舞台で、やんやの喝采でした。
そして、「箱登羅たから歌舞伎」のみなさんによる『恋飛脚大和往来「新口村の場」』
地元の小学生、中学生、高校生のみなさんが、ふだんから 熱心に稽古を重ねてこられたことがわかる、完成度の高い舞台でした。
午前中の演目終了後、上谷上の農村歌舞伎舞台にも足を伸ばしました。
上谷上天満神社総代の中西勝さんをはじめ、この貴重な文化遺産の保存、継承に取り組んでおられる地域のみなさんと、短時間でしたが、意見交換をさせていただき、有意義な時間を過ごすことができました。