きのうの午後、どしゃぶりの雨の中を、甲南大学 にお邪魔しました。
雨のキャンパスは、ちょうど、授業が終わったばかりだったようで、たくさんの学生さんが歩いていました。
その後、東灘区の本山、岡本地区を歩きました。
地域で活動されているみなさんと意見交換をさせていただき、ありがたかったです。東灘区の由来や、ほかの区とは異なる特徴などについても知らないお話をお伺いできました。
東灘区の成り立ちとしては、昭和25年4月に、まず、御影、住吉、魚崎の3町村が神戸市に合併し、続いて、10月に、本山、本庄の2村が合併して、今の東灘区になりました。
本山地域福祉センターには、ここに、旧本山村役場があったことを示す碑が建っています。
きょうは、当時を知る方から、芦屋市に合併する話、また、甲南市という独立した市を設置するという考えもあったというお話をお聞きし、とても興味深かったです。
東灘区長の権限を強化し、地域の問題をいちいち市役所の相談しなくても、区長の判断でできるようにしてほしい、というご意見もいただきました。このご意見は東灘区の合併時の経緯を踏まえてのお考えであるように感じられました。
区長の権限を強化・拡大し、ひとつの区の中で完結している仕事について、区長の判断でできるようにすることは、東灘区に限らず、ありうることだと思います
身近な問題はできるだけ住民に近い行政レベルで解決できるようにしていくことは大切な課題であり、区長の権限強化は、そのための有力な方法です。
予算要求のありかた、市役所から区役所に移す具体的な事務の種類、組織体制のあり方などについて、具体的な検討が必要になりますが、全市共通の課題として、是非、実現させる方向で考えていくことが求められると思います。